渡邊寧奈さん (わたなべ ねな)東京都東久留米市・専門2年 取材●原口真吾(本誌)撮影●遠藤昭彦

渡邊寧奈さん
(わたなべ ねな)東京都東久留米市・専門2年
取材●原口真吾(本誌)撮影●遠藤昭彦

 高校3年の10月に、友人の勧めで美容専門学校のオープンキャンパスに参加したところ、すっかり夢中になってしまった。

「テーブルの上に並んだ色々なメイク道具にテンションが上がりました。色の好みなどの話をしながら、自分に合ったメイクを教えてもらいましたが、鏡に映った自分は、それまでの自己流のメイクとは全然違っていて、感動しました」

 高校を卒業後、渋谷区にある住田美容専門学校に通い、ヘア、メイク、ネイルと全般的な美容技術を学んでいる。授業ではクラスメートにメイクをすることもあるが、その人らしいスタイルを引き出そうとするとき、母親の影響で、小学校の頃から学んでいる生長の家の教えが役に立っているという。

「母親に連れられて、小学生から練成会(*1)に参加するようになりました。最初は嫌でしたが、友だちができてからは、練成会が楽しみになりました。高学年のときには浄心行(*2)があり、学校や友だちのことでモヤモヤしていたことを紙に書いて燃やしたら、心がすっと軽くなり、教えにも興味をもつようになったんです」

 友人との関係で悩むことが多かったが、高校生のときに参加した生長の家の集いで、講師からこんなアドバイスを受けた。

「『相手の美点のみを見る』ことを教えられました。長く付き合っていると、考え方の違いが気になってしまい、『どうしてこの人はこうなんだろう』って、つい思ってしまうんですね」

上/「学校帰りに原宿まで歩いて、ウインドウーショッピングを楽しんだりしています」 下/授業では、雑誌を切り抜き、コンセプトを分かりやすく伝える練習もした

上/「学校帰りに原宿まで歩いて、ウインドウーショッピングを楽しんだりしています」
下/授業では、雑誌を切り抜き、コンセプトを分かりやすく伝える練習もした

 相手の美点を意識するようになると、相手の気に入らないところばかりを探していた自分に気づき、ハッとしたという。相手が気に入らないのは、自分が色眼鏡を通して見ていたからだと分かり、うまくいかなくなったと思っていた友人とも、打ち解けて話せるようになっていった。

「専門学校に進学してからは、相手の美点をみることが、相手の美しさを引き出すことにつながっていると分かりました」

 将来はサロンで、その人らしさを引き立たせるスタイルを提案していきたいという。

「自分に合うスタイルがよく分からなかったり、好みをうまく伝えられない方もいると思います。生長の家で教えられたように、相手の美点をたくさん見つけ、心から喜んでもらえるようなスタイルを提案できたら最高ですね」

*1 合宿して生長の家の教えを学び、実践するつどい
*2 過去に抱いた悪感情や悪想念を紙に書き、生長の家のお経『甘露の法雨』の読誦の中でその紙を焼却し、心を浄める行