加藤大和(かとう・やまと)さん 岐阜市・18歳・高校3年 取材●中村 聖(本誌)写真●永谷正樹

加藤大和(かとう・やまと)さん
岐阜市・18歳・高校3年
取材●中村 聖(本誌)写真●永谷正樹

 加藤大和さんは、岐阜市内にある高校の総合学科で美術を学び、今年(2019)の4月からは、愛知県にある大学のメディア造形学部に進学する。

 高校時代の部活動では、コンピューターやクラフトによって、さまざまな作品作りを行うマルチメディア部に所属。仲間と一緒にアイディアを出し合って作品を作り上げることに、楽しさを感じていたという。

「図画工作が好きで、小さい頃はよく絵を描いていましたね。物語やデザインのアイディアを練ることに興味があるので、将来はアートディレクターやイベントプロデューサーといったデザインに関係する仕事で、自分のアイディアを活かしていきたいと思っています。高校の部活動で、動画やポスターなど、いろんなメディアで作品を作るのが得意なすごい先輩と出会い、よく一緒に作品を作っていたんですが、自分もその先輩のようになりたいと思ったことが、将来の目標につながりました」

 昨年(2018)10月には、美濃市で開かれた「美濃和紙あかりアート展」に、部活動の後輩二人と参加した。美濃和紙を使った照明のオブジェのコンテストで、加藤さんたちは、柔らかな光が印象的な『生命の誕生』というタイトルの作品を出品した。

「人間でも動物でも、みんな一つの大きないのちから生まれてくるということや、いろんな生き物の温もりを伝えたいという思いで、作品を作りました。元々和紙が好きで、和紙の魅力をもっと広めたいという気持ちもあったので、作業は大変でしたが、すごくいい機会になったと思います」

「美濃和紙あかりアート展」に出品した『生命の誕生』。和紙だ けを貼り合わせて作られている(写真提供=加藤大和さん)

「美濃和紙あかりアート展」に出品した『生命の誕生』。和紙だけを貼り合わせて作られている(写真提供=加藤大和さん)

 曽祖父の代から生長の家の教えを信仰する家族のもとに生まれた加藤さんは、小さいころから生命学園(*1)や練成会(*2)に参加し、両親から教えについての話を聴きながら育った。

「以前、生長の家の行事で学んだ『大地は神様、根は先祖、幹は両親、子孫は枝葉だから、自分である枝によい花を咲かせるには、幹である両親や、根である先祖に感謝しなければいけない』という話が心に深く残っています。先祖や両親のおかげで自分が今ここにいるので、感謝の思いを持つことが大事だと思いますし、夕方にお仏壇の前で手を合わせることが日課になっています」

 看板やポスターなど、さまざまなデザインに興味があるという加藤さんは、「電車に乗ると、車内の広告ばかり見ています」と楽しそうに話す。

「そうした広告のキャッチコピーや写真の撮り方などを、作品作りの参考にしています。将来的には、生まれ育った地元を活性化させるプロジェクトや、2025年の大阪万博などにも、なんらかの形で関わっていきたいですね。デザインの仕事を通して、一人でも多くの人を笑顔にしたり、困っている人の支えになったりできるよう、頑張っていきたいと思います」

*1 幼児や小学児童を対象にした生長の家の学びの場
*2 合宿して教えを学び、実践するつどい