Q 私はいつも他の人の考えていることが気になってしまい、自分のすることに自信が持てなくて悩んでいます。高校に入学後、部活動で同じ部の子から仲間外れにされるようになったのですが、しばらくして、今度は自分を仲間外れにしていたその子が、仲間外れにされるようになったのを見て、誰も信じられなくなってしまいました。自分にとって大切な人たちに対しても、「心のなかではこう思っているのでは」と疑ってしまう自分がいて悩んでいます。どうしたらいいでしょうか。(16歳、女性)

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 回答者 中西伸太(なかにし・しんた) 生長の家光明実践委員 三重県津市在住。小学6年生の時に生長の家の教えに触れ、現在、三重教区青年会委員長として活躍。一日一日を大切に生きる事を心掛けている。

回答者
中西伸太(なかにし・しんた)
生長の家光明実践委員
三重県津市在住。小学6年生の時に生長の家の教えに触れ、現在、三重教区青年会委員長として活躍。一日一日を大切に生きる事を心掛けている。

A 相手の良いところを探し、祝福しましょう。

 人が何を考えているか気になってしまうと、心がモヤモヤしますよね。私も同じような経験がありますので、あなたの辛い気持ちがよく分かります。私の場合は、中学生のころにクラスの仲間と馴染めず、仲間外れや、汚いもの扱いをされたりするようないじめを受けました。

相手に対して讃嘆と感謝を

 いじめに苦しんだ私は、生長の家の青少年練成会(*)でお世話になっていた方に悩みを打ち明けました。その方からは「いじめている人の良い所を見つけること」、そして「相手に対して感謝をすることが大切」とのアドバイスをもらいました。はじめは、自分をいじめるような人に対して、そんなことができるわけないと思いました。しかし思い直して、その人の良い所を探すように意識したのです。

 すると、その人の良いところが段々と見えてくるようになり、どんな人でも、必ず一つは良いところがあるのだと思うようになりました。私にちょっかいを出すのも、じつは私と一緒にいたいからではないのかと捉えられるようになり、そうした意識を持ち続けているうちに、次第にいじめは減っていき、中学生活後半には新たな友達もできて、楽しく過ごすことができました。

 しかし、そのときは相手を讃嘆できたものの、本当の感謝はできていませんでした。心の奥底には「私がもっと強かったら、こんなことにならなかったのに」という思いがあり、本当の感謝ができたのは、中学校を卒業してからでした。 

どんな経験も人生の財産となる

 高校に入学すると、学校のサークルで人権啓発活動をするようになりました。そこで知り合った仲間の一人は、私と同じようにいじめを受けた体験があり、「将来は保育士になって、同じようにいじめを受けた子どもを救いたい」という夢を持っていました。自らの辛い体験を人のために活かそうとする姿勢に深く感動した私は、「辛い経験があったからこそ、同じように苦しんでいる人の気持ちが分かるし、自分にはその人たちを救う使命があるのではないか」と考えるようになりました。私をいじめていた人たちは、「いじめで悩んでいる人を救う使命を私に与えてくれたのだ」と思うことができ、心からの感謝ができました。

 私の体験をお話しさせて頂きましたが、最初は難しくても、人の良いところを見て、相手を「神の子」として祝福することが大切なのだと思います。また、相手に良く思われたいと考えたり、相手に合わせようと無理をするのではなく、自分がその人のためにできることは何かを考えていくと、新たな道が開けるきっかけになるのではないでしょうか。

 今はとても辛い状況だと思いますが、どんな経験も、あなたのこれからの人生において大切なものになると思います。みんな「神の子」ですから、一人一人がかけがえのない存在です。あなたが、ますます幸せになられることをお祈り致します。

* 合宿して教えを学び、実践するつどい

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