『日常生活の中の真理 無門関・聖書篇』 生長の家創始者・谷口雅春著  日本教文社刊

『日常生活の中の真理 無門関・聖書篇』
生長の家創始者・谷口雅春著 
日本教文社刊

 平安京から1200年の歴史を持つ京都に住み始め、3年になります。京都には、歴史ある神社や仏閣が数多あり、京都御所と比叡山の間にある生長の家京都教化部(*1)(左京区)は、浄土宗の開祖、法然上人ゆかりの場所でもあります。

 そんな地で暮らす私がお勧めしたい一冊は、『日常生活の中の真理 無門関・聖書篇』です。生長の家創始者・谷口雅春師は、悠久の歴史の中で宗教が果たしてきた役割を示されつつ、その本質は同じと万教帰一(*2)の教えについて、このように説かれています。

「『生命の實相』(生長の家創始者・谷口雅春著、全40巻。日本教文社刊)の本を読んで、短時間に悟れると言ってもそれは過去の修行がその人の生命の奥に蓄積されていて、それが醇熟して『生命の實相』を読んだのが契機で華をひらいたと云うのが正しい観方であります。(中略)『(中略)南無阿弥陀仏の念仏も、日蓮宗のお題目も一心不乱にやっているとお悟りの道になる』と万教帰一を説いていられます。生長の家の神想観(*3)は坐禅であり祈りであり、念仏であり、お題目の瞑想であります」(68~69頁)

 昨夏、曹洞宗の二大本山永平寺に参りましたが、その開祖、道元禅師は、「証上の修」(悟りへの道は基本の繰り返し)を説かれました。平成から令和へと時代は変わっても、日常生活の中でこの基本を行じたいものです。真理の核心が説かれた本書、ぜひご一読ください。

*1=生長の家の布教・伝道の拠点
*2=すべての正しい宗教は、同じ真理を時代、地域に応じて説いているという生長の家の教え
*3=生長の家独得の座禅的瞑想法

最近読んだ本=みやぎシルバーネット他編『シルバー川柳』(河出書房新社)  
「本書の川柳は、気が付くとニッコリ、ホッコリするものばかりで、今を生きることの大切さを感じさせてくれる本です」

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長谷川暢彦(はせがわ・のぶひこ)生長の家本部講師

昭和26年、兵庫県生まれ。 現在、京都第一教区教化部長。趣味は、神社仏閣巡り、自転車でのポタリング。