舗装路日本最高地点「乗鞍畳平」の絶景 (写真は筆者提供)

舗装路日本最高地点「乗鞍畳平」の絶景
(写真は筆者提供)

岩島啓太(いわしま・けいた) 1979年、東京都生まれ。東京・日野市でロードバイクプロショップを経営する傍ら、日本、世界で開かれるロードバイクレースに参加。自転車専門誌に寄稿し、生長の家のSNI自転車部との関わりも深い。

岩島啓太(いわしま・けいた)
1979年、東京都生まれ。東京・日野市でロードバイクプロショップを経営する傍ら、日本、世界で開かれるロードバイクレースに参加。自転車専門誌に寄稿し、生長の家のSNI自転車部との関わりも深い。

 今回からは、私の実際の走行体験を交えて、お勧めサイクリングスポットを紹介していきたいと思います。

【乗鞍岳】
場所:長野県松本市「乗鞍エコーライン」
岐阜県高山市「乗鞍スカイライン」
距離:長野県側、岐阜県側共に約20キロ

 自転車乗りが「ヒルクライム」(山登り)と言えば、まず挙げるのが乗鞍岳です。しかし私は、恥ずかしいことに、自転車を始めるまでその地名すら知りませんでした。

 幼少の頃、父の実家がある富山県に行く時は、いつも乗鞍岳のすぐ近くの安房峠を越えていたのですが、乗鞍岳の存在を気にかけたことが全くありませんでした。その後、自転車に乗るようになって、ヒルクライム大会に参加することで乗鞍岳を知り、今では年に1度、乗鞍岳に登るのを楽しみにするようになりました。

 乗鞍岳に自転車で行くには、東の長野県側の乗鞍エコーライン、北の岐阜県側の乗鞍スカイラインがあり、この2つのコースは、自然を守るためにマイカー規制が行われています。

 乗鞍岳への道は険しく、途中のトンネルも、自転車で走行するには危険なので、麓までの交通手段はほぼ車しかありません。しかし、それが一層、乗鞍岳の秘境感を高めています。乗鞍高原の駐車場までは、松本市からは車で約1時間。近くには、白骨温泉や平湯温泉などがあり、サイクリングで疲れた身体を癒やすこともできます。

 自転車乗りにとっては、さまざまな魅力がある乗鞍岳ですが、いくつか挙げてみると、❶日本一の自転車クライマーを決めるヒルクライムの大会がある、❷日本で一番高い舗装路(2702m)である、❸マイカー規制がされていて自転車が走りやすい、❹森林限界を越えた絶景が見られる、❺道が険しく、走破したときの満足感が高い、などがあります。

 夏休みなどに、付近の温泉宿に泊りがけで乗鞍岳の魅力を堪能しに出かける、このライドはお勧めです。ぜひとも体験してみてください。