2019年4月29日、渋峠の雪の回廊にて(写真は、筆者提供)

2019年4月29日、渋峠の雪の回廊にて(写真は、筆者提供)

岩島啓太(いわしま・けいた) 1979年、東京都生まれ。東京・日野市でロードバイクプロショップを経営する傍ら、日本、世界で開かれるロードバイクレースに参加。自転車専門誌に寄稿し、生長の家のSNI自転車部との関わりも深い。

岩島啓太(いわしま・けいた)
1979年、東京都生まれ。東京・日野市でロードバイクプロショップを経営する傍ら、日本、世界で開かれるロードバイクレースに参加。自転車専門誌に寄稿し、生長の家のSNI自転車部との関わりも深い。

 今回も前回に続いて、私の実際の走行体験を交えながら、お勧めのサイクリングスポットを紹介したいと思います。

【渋峠(しぶとうげ)】
場所:群馬県吾妻郡長野原町から長野県下高井郡山ノ内町に抜ける「志賀草津道路」(国道292号)
距離:約50キロ

 私は温泉が大好きで、自転車遠征の帰りにゆっくりと温泉につかり、疲れを癒やすのを楽しみにしています。今回紹介するのは、草津、湯田中温泉などのほど近くにあり、日本の国道で最高地点となる、絶景サイクリングスポットの渋峠です。

 ウィンタースポーツを嗜む方であればご存知だと思いますが、渋峠は、志賀高原スキー場で一番高い、標高2307メートルの横手山のすぐ脇にあって、毎年4月末の道路開通日には、車やバイク、自転車で渋峠の雪の回廊を見に行く人たちで賑わいます。前回紹介した乗鞍岳と同様、かなり標高が高い峠なのですが、乗鞍岳ほど勾配がきつくないので、時間をかけて登れば充分辿り着ける場所です。

 今年は、仲間と渋峠の雪の回廊を見に行くライドを企画しました。しかし、冬期通行止めが解除された4月末時点で峠の頂上近くにある活火山、白根山の噴火が警戒されていたため、群馬県草津側は自転車やバイクの通行ができませんでした。

 とはいえ、せっかくライドを計画したので、少し遠くなるものの、長野県側に車で移動し、そこから渋峠に向かって登りました。麓から2時間以上かけてゆっくりと頂上を目指していくと、それまで雲一つなく晴れていた天候が急に変わり、雪がちらちらと降り始め、周囲が霧に覆われました。しかし、防寒対策は万全だったので、問題なく渋峠に到着し、仲間と共に絶景を楽しんできました。

 今回、私は渋峠の雪の回廊を見に行きましたが、夏場、鮮やかな緑の中を走るのもお勧めですよ。