カリン・ビュルクナー│42歳│ゲルンハウゼン 自ら菜食の生活をしているだけでなく、調理としてノーミートの料理を作っているビュルクナーさん

カリン・ビュルクナー│42歳│ゲルンハウゼン
自ら菜食の生活をしているだけでなく、調理としてノーミートの料理を作っているビュルクナーさん

調理師としてノーミート料理を作る

 兄のギド・ビュルクナーは、「社団法人ドイツ生長の家誌友会(*1)」のフランクフルト事務所で、常勤の職員として働いています。兄や母を通して、「人間は神の子である」と説く生長の家の教えに興味を持った私は、1992年、ドイツ生長の家誌友会の聖使命(*2)会員となり、今に至っています。

 そんな私は、フランクフルトの会社で、20年以上調理師として働き、数年前から、特にノーミートのベジタリアン料理を作っています。

 この仕事をするようになって感じるのは、肉料理に比べてノーミートの料理には、言葉に表せないほどの多様性と独創性があるということ、そして、調理師として人を喜ばせる腕の見せ所は、ベジタリアン料理の中にこそあるということです。

精神的に成熟し、成長して

 私も含め、ヨーロッパの先進国のほとんどの人たちは、肉と野菜の両方を食べて育ちます。そのような環境の中にいる私が肉食をやめ、ノーミートの食生活に切り換えたのは、9年前、抗生物質を服用したことがきっかけでした。

 私は、大量の抗生物質を投与して牛や豚などを肥育する集約的畜産によって作られた肉を食べていると、緊急時に抗生物質を服用しても効かなくなるということを、自分の身をもって体験したのです。

 生長の家で肉食の弊害について学び、日頃から肉料理を食べたいという欲求が湧かなかった私にとって、菜食への切り換えは比較的簡単なことでした。肉食をやめたことで、私は地球上のあらゆる生命の素晴らしい価値に対して、深い関心を抱くようになりました。どんな生き物にも生きる権利があり、全ての生き物がそれぞれ、与えられた生命を生きていると思えるようになったのです。また、私たち人間は、こうした事実にもっと気づく感性を養うべきだと考えるようにもなりました。

 私は、菜食に変えようとした時、そして、菜食に切り換えてからいろいろ思考を重ねてきたことが、言い尽くせないほどの価値があることだと感じています。なぜなら、肉食から離れることは、私が精神的に成長し、成熟するための大きな助けとなったからです。

ノーミート料理を広めたい

 ノーミート料理の最上の調理法は、各植物性の材料を上手にアレンジし、最高の美味しさにまで調和させることです。想像力には限界がありませんから、私はノーミートの料理を作ることにより、限りない楽しさを味わっています。

 多くの人たちが肉食から距離を置き、ノーミート料理の素晴らしさに目覚めることができるように、これからも調理師として貢献していきたいと思っています。

 私が時々作る「赤ビーツの冬のスープ」のレシピを紹介します。この美味しさを味わいたい方、ぜひ、お試しください。

赤ビーツの冬のスープ

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材料と作り方

1 玉ねぎ4個、ニンジン4本、セロリの根大1個の皮を剥(む)き、洗って、中位の大きさのさいの目に切る。十分な植物油と共に大鍋に入れて、常にかき混ぜながら、野菜に軽く焦げ目が付くまで炒(いた)める。最後にニンニク2粒のみじん切り、新鮮なショウガ50gのみじん切り、新鮮なターメリック50gのみじん切りをそれに加えて、一緒にさっと炒める。
2 小さな紫キャベツ1つを洗って、半分に切り、四つ割にし、芯(しん)を取り除き、太めの千切りにする。4個の新鮮な赤ビーツの皮を剥き、洗って、少し大きめのさいの目に切る。4個のジャガイモの皮を剥き、洗って、やや大きめのさいの目に切る。カボチャ半分をやや大きめのさいの目に切る。
3 2の野菜を鍋の中で、1の炒めた野菜と共にさっと炒めて、最後に鍋の中の野菜が丁度かぶる位の量の水を加え、粗海塩、ひきたてのコショウで味付けをし、中火で20~25分間、野菜が柔らかくなるまでコトコト煮て出来上がり。


*1=ドイツにおける生長の家の法人名
*2=生長の家の運動に賛同して献資をする会