井澤春華 長崎県出身、長崎市在住。2017年10月に27歳で結婚。生長の家青年会員で、現在は長崎南部教区光明実践委員議長を拝命。2019年7月に第一子を出産予定で、新しい生命の誕生を楽しみにしている。趣味は、バスケットボールなど、体を動かすこと。

井澤春華
長崎県出身、長崎市在住。2017年10月に27歳で結婚。生長の家青年会員で、現在は長崎南部教区光明実践委員議長を拝命。2019年7月に第一子を出産予定で、新しい生命の誕生を楽しみにしている。趣味は、バスケットボールなど、体を動かすこと。

 私は生長の家を信仰する両親のもとに生まれ、幼い頃から生命学園(*1)や練成会(*2)に参加して「人間・神の子、無限力」の教えを学んできました。中学、高校時代は部活が忙しく、なかなか行けませんでしたが、時間がある時は一日だけでも練成会に参加して、青年会(*3)の人と楽しい時間を過ごしました。

 練成会では、両親への感謝について学ぶ機会が多くありました。しかし、「神に感謝しても父母に感謝し得ない者は神の心にかなわぬ」という一節を唱えるとき、両親に感謝しきれていなかった私は、「私の気持ちは一生神様に届かないのか。でも、感謝できてないから仕方ないか……」と思っていたのです。

 私が幼い頃から両親は喧嘩が多く、私はいつ喧嘩が起こるかとハラハラしてばかりいました。時には、言い争いの声で夜中に目が覚めることもありました。そんな両親の姿を見て育ったため、「結婚してもいいことはない。結婚なんて絶対にしない」と結婚に全く興味がなく、将来はキャリアウーマンになるのが、小さい頃からの夢でした。

イラスト/石橋富士子

イラスト/石橋富士子

 キャリアウーマンになるには、まず良い大学を出ようと思い、学生時代は勉強に励みましたが、第一志望の大学に合格することはできませんでした。浪人するか高卒で就職するか悩みましたが、どうしても大学に進学したかったため、夜間大学に進学し、昼間はアルバイトで学費を稼ぎ、夜授業を受けるという生活が始まりました。

 私は4人きょうだいの末っ子で、家に経済的余裕もなかったため、「もっと豊かな家だったら、県外の昼間の大学に行けたのに」と自分の境遇を恨むこともありました。両親は共働きで一生懸命働いてくれていましたが、仲の悪い両親への日頃の不満に加えて、さらに不満が募ることもありました。

 無事に大学を卒業すると、病院の総合職として就職が決まり、総務課に配属されました。就職した当初は、パソコンやコピー機の使い方もままならず、自分が思い描いていたイキイキと働く社会人とは程遠いものでした。自分の不甲斐なさに、残業しながら涙したこともたくさんあり、同期の人とぶつかることもありました。

 それでも徐々に仕事に慣れ、就職して2年ほど経ち、ようやく頑張ろうという時に、まさかの部署異動があり、管理課に移ることになりました。「もっと今からやりたいことがあったのに」という時だったので、とても落ち込みました。その時、異動があったのは同期の20人中、私を含めて3人だけで、「仕事ができないからかな」とマイナスの思いが胸に渦巻いていました。(つづく)

*1 幼児や小学児童を対象にした生長の家の学びの場
*2 合宿形式で教えを学び、実践するつどい
*3 12歳以上40歳未満の生長の家の青年男女の組織