井澤春華 長崎県出身、長崎市在住。2017年10月に27歳で結婚。生長の家青年会員で、現在は長崎南部教区光明実践委員議長を拝命。2019年7月に第一子を出産予定で、新しい生命の誕生を楽しみにしている。趣味は、バスケットボールなど、体を動かすこと。

井澤春華
長崎県出身、長崎市在住。2017年10月に27歳で結婚。生長の家青年会員で、現在は長崎南部教区光明実践委員議長を拝命。2019年7月に第一子を出産予定で、新しい生命の誕生を楽しみにしている。趣味は、バスケットボールなど、体を動かすこと。

 突然の部署異動の辞令に、「私が仕事ができないからかな」と、マイナスの思いに囚われました。しかし、幼い頃から「人間・神の子、無限力」の教えを学び、プラス思考をする習慣が身についていたので、「異動にも何か意味がある。早いうちに他の部署へ異動し、色々な仕事を経験することは、今後のためにもなる」と考えを切り替えました。

 異動先の管理課は、それまでいた総務課とは全く異なる業務内容で、一からのスタートになりました。また、私の異動と同時に、他の会社を定年退職後、再雇用された方が、私の上司となりました。

 それまでいた部署は若い女性ばかりでしたが、異動後の部署は年配の男性ばかりで、正直「とんでもないところに来てしまった」と最初は思いました。しかし、その上司がとても素晴らしい方で、分からないことは何でも教えてくれて、たくさんの新しいことを学ぶことができました。

 社会人になっても、「キャリアウーマンになる」という夢は消えず、仕事を頑張ることが生きがいにもなっていました。ただ、結婚願望はないものの、周りの友人などの結婚した話や恋人の話を聞くと、うらやましいなと心のどこかで思っていました。

イラスト/石橋富士子

イラスト/石橋富士子

 そんなある日、上司から「今度、わが家で“牡蠣焼き”をするからおいで。いい男性も来るから」と誘われました。「この人はいい人だよ」と写真も見せてもらいましたが、正直あまりピンと来なくて、上司への建前上「いい人そうですねぇ」と答えていました。

 そして当日、上司の家に10人ほどが集まり、牡蠣焼きが始まりました。しかし、写真で見せてもらった人がどの人だか分からず、その日は帰る頃に、あまり話をしなかった一人の男性と連絡先を交換して終わりました。

 翌日、上司に「写真で見せてもらった人、来てなかったですね」と言うと、「最後に連絡先を交換した人だよ」と笑いながら言われて驚きました。よく分からずに連絡先を交換した人が、まさか上司が紹介したい人だったとは思いもよらなかったからです。

 後日、その彼から連絡が来て、二人で食事に行くことになりました。牡蠣焼きの時の印象は、正直それほど覚えていなくて、初めて二人で食事をする際も、初対面の人という感じで緊張しました。でも、優しそうな笑顔で紳士的な人だなと、食事が終わる頃には好印象に変わっていました。

 それから1週間後、休みの日にまた一緒に食事に行きました。お店の外で順番待ちをしていると、彼から「宗教に何かこだわりはありますか」と聞かれました。あまりの突然の質問に、「今から宗教の勧誘が始まるのかな」と思いました。(つづく)