大量生産・大量消費のサイクルから離れて、手作りすることで見えてくる、本当に大切なこと。クラフトの時間には、豊かな生活や、心穏やかに過ごすためのヒントがたくさん。

コマと呼ばれる手紡ぎ機を回して、綿から糸を紡いでいく。「小学生の息子も、遊びながら楽しそうに紡いでくれます」/上中:自宅で種から育てた和綿。和棉は下向きに結実する。洋棉は上向きに結実/上右:ダンボールを使ってコースターを手織りする。竹の物差しで糸を詰める/下右:手紡ぎ機と、紡ぐために綿を整えた篠。下は紡いだ糸(左から還元法による藍の生葉染、クチナシ染、藍の生葉染、最近の紡ぎ糸、最初の頃の太い紡ぎ糸)

コマと呼ばれる手紡ぎ機を回して、綿から糸を紡いでいく。「小学生の息子も、遊びながら楽しそうに紡いでくれます」/上中:自宅で種から育てた和綿。和棉は下向きに結実する。洋棉は上向きに結実/上右:ダンボールを使ってコースターを手織りする。竹の物差しで糸を詰める/下右:手紡ぎ機と、紡ぐために綿を整えた篠。下は紡いだ糸(左から還元法による藍の生葉染、クチナシ染、藍の生葉染、最近の紡ぎ糸、最初の頃の太い紡ぎ糸)

 和綿(わわた)を紡ぐワークショップに参加した。ふんわりとした中にも芯を感じる和綿を、コマという手紡ぎ機でクルクルと紡いでいく。なかなか習ったようにはできなかったが、何とかコツを掴んだ頃、すっかり糸紡ぎにハマってしまった。

 自宅でも空いた時間を見つけては糸を紡いだ。その後、ワークショップの主宰者さんから種をもらい、自宅で和棉を育てた。収穫して糸を紡ぎ、草木染や段ボール織りを教えてもらっては、紡いだ糸を染め、コースターを織った。

 種から1枚の織物を作るところまでやってみて、手間がかかるのを実感し、これを全部手作業でしていた昔の人のことを思うと、人間の手業のすごさを感じた。と同時に、機械化されたとはいえ、同じ工程を経て作られる衣服をもっと丁寧に選び、大切に着ようと強く思った。

 このコースターは、生長の家国際本部の「自然の恵みフェスタ(*)」に出品し、ご縁があった方が購入して下さり、完売となった。誰かの家で暮らしの楽しみに役立ってくれればと祈りつつ、またクルクルと糸を紡いでいる。(松井友紀・SNIクラフト倶楽部)

 自然と調和したライフスタイルの具体例を地域の参加者と共有し、体験・体感する行事