Q 私には二つ上の兄がいますが、大学受験に失敗してから家に引きこもり、病院で診断をうけると、うつ病と診断されました。両親は、兄に気を使って兄の要望をなんでも聞くようになってしまい、家族のみんながビクビクしています。なにか兄が、うつ病を理由に家を支配しているみたいで、なんとかしたいです。(18歳、女性)

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吉松利朗(よしまつとしあき) 生長の家本部講師 昭和51年、高知県生まれ。生長の家本部練成道場勤務。趣味は読書、自転車。

吉松利朗(よしまつとしあき)
生長の家本部講師
昭和51年、高知県生まれ。生長の家本部練成道場勤務。趣味は読書、自転車。

A 魂を向上させる善い機会ととらえましょう

 生長の家では、人生において本当の失敗はなく、すべての出来事が私達の魂を高めてくれる、素晴らしい「学びの機会」であると考えます。

 そして人間は皆、神が創(つく)られた本当にある世界において、本来「神の子」であり、その「神の子」を表現する仮の舞台として、現象世界(感覚で感じられる世界)があると教えています。

 また、この現象世界には、心で強く思う通りのものが現れてくるという「心の法則」があります。ですから、ご家族の皆さんが、お兄さんを心配されるのは当然ですが、「うつ病のお兄さんを、なんとかしたい」という思いにとらわれないことが必要です。むしろ、皆さんの心から「お兄さんは病人である」という思いを手放すことが大切です。そうすることで、お兄さんの健康な姿は、必ず現れてきますので、安心して下さい。

神の子の自覚を深めよう

 うつ病で苦しんでいるお兄さんの姿は、かわいそうに感じますが、本来神の子であるお兄さんが、家族の皆さんを真理に導くための「仮の姿」として、病気を現しているとも言えます。ですから、お兄さんをなんとかしようとするのではなく、家族の皆さん自身が、神の子の自覚を深める機会として受け止めることです。

 生長の家には、「人間は神の子である」という真理の自覚を深めるための、さまざまな行(ぎょう)があります。神想観(しんそうかん *1)、聖経(*2)読誦(どくじゅ)、そして日時計主義(*3)の生活などです。また、各地で開催されている練成会(*4)に参加されることもぜひお薦めします。

 これらの行を実践することによって、皆さんの心は、自(おの)ずと現在のお兄さんに対して気を使ってビクビクしたりする状態から、穏やかな思いへと変わり、お兄さんを「神の子」として拝(おが)めるようになるでしょう。その結果として、お兄さんも、本来の神の子の元気な姿をみせてくれるようになります。

真理を第一にして感謝の生活をしよう

 人生において一番大切なことは、魂を向上させることであり、それは「人間は神の子である」という真理を自分の心の柱にするということです。この自覚を日々深めながら生活していると、喜びと感謝に溢(あふ)れた世界が展開していきます。

 この問題を機会に、ぜひ真理を第一とする生活を家族全員で実践しましょう。家族の皆様のますますのお幸せを心よりお祈りしております。

*1  生長の家独得の座禅的瞑想法
*︎2  生長の家のお経である『甘露の法雨』『大自然讃歌』『万物調和六章経』などのこと
*︎3  太陽の輝く時刻のみを記録する日時計のように、物事の明るい面に心を向け、記憶にとどめ、表現する生き方のこと
*4  合宿して教えを学び、実践する集い

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