Q 小さい頃から、両親の仲が悪く、父はお酒を飲むと気性が荒くなって、家のなかの雰囲気が一気に悪くなり、両親の口論が始まります。わたしたち子どもは、すぐに自分たちの部屋に逃げ込んでいます。二人の弟たちは、ケンカを恐れて、いつもびくびくしています。両親になんとか仲良くしてほしいです。(高校1年、女性)

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矢野 裕大(やの やすひろ) 生長の家本部講師補 埼玉県生まれ、岩手県育ち、山梨県在住。趣味はポートレート撮影、絵手紙、読書、旅行。

矢野 裕大(やの やすひろ)
生長の家本部講師補
埼玉県生まれ、岩手県育ち、山梨県在住。趣味はポートレート撮影、絵手紙、読書、旅行。

A 仲の良い両親を、心で認めて行動で表現しよう

 ご両親の不調和な姿を日常的に目にする生活で、大変辛い思いをされていることとお察しします。しかし、ご両親が結婚されたということは、もともと仲が良かったわけですから、その本来の姿が現れる方法を一緒に考えていきましょう。 

気持ちを理解して感謝と讃嘆の言葉を伝えよう

 ご質問を読んで感じたのは、お父さんが実はとても寂しい思いをされているのではないか、ということです。お酒を飲んで気性が荒くなるのも、「自分のことをわかってほしい。尊敬してほしい」という気持ちの表れで、おそらくお父さんは、幼い頃から十分な愛情を受けることができなかったのではないでしょうか?

 精一杯、ご家族を愛そうとしているけれども、愛された記憶がないために、きつい態度でしか自分の気持ちを表現できないのかもしれません。そのようなお父さんの気持ちに寄り添って、感謝や讃嘆(さんたん)の言葉を伝えることです。

 さらには、ご両親の愛によって、あなたはこの世界に誕生したのですから、生んでくれたことにも心から感謝して、自分自身の生命を祝福しましょう。

両親への感謝や自分への祝福を『日時計日記』に書こう

 生長の家では、「神様が創造された本当にある世界は、今すでに完全に調和している」と説きます。

 舞台俳優が、舞台の上では喧嘩(けんか)をしたり、ときには刀で斬りあったりしていても、楽屋に戻れば一緒にお茶を飲みながらお互いを讃嘆しあっているように、あなたのご両親も表面的には争っているように見えても、本当の世界では、今すでに完全に調和したおしどり夫婦なのです。

 そんな素晴らしい本来の姿を日常生活にも現し出すためには、それを心で認め、言葉や態度など行動で表現していくことが必要です。

 生長の家では、『日時計日記』(生長の家白鳩会総裁・谷口純子監修、生長の家刊)といって、良いことのみを記録する日記があります。九州に住む保坂恭子さん(仮名)の弟と父親は、喧嘩が絶えず、保坂さんが「いつか殺し合うのでは……」と心配するほど仲が悪かったそうです。しかし、ある時から保坂さんが、二人はすでに最高に仲の良い親子であると心で認めるように努め、また『日時計日記』に、そのことを数カ月間、毎日書き続けたところ、30年来続いていた弟と父親の不仲が消え、二人で外食に出掛けるまでになったといいます。

 お父さんへ感謝と讃嘆の言葉をかけること。ご両親の仲の良い様子や、自分を生んでくれたことへの感謝、自分の生命への祝福の言葉などを『日時計日記』に書くこと。ぜひ実行してみてください。

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