小池和音(こいけ・かずね)さん 山梨県北杜市・17歳・高校3年 取材●中村 聖(本誌)写真●堀 隆弘

小池和音(こいけ・かずね)さん
山梨県北杜市・17歳・高校3年
取材●中村 聖(本誌)写真●堀 隆弘

 小池和音さんは、中学1年生のときに、東京都府中市から、山梨県北杜(ほくと)市に家族で転居した。高校では吹奏楽部に所属し、忙しい日々を送る中で、小学校の教師になるという夢に向かって受験勉強に励んでいる。

「中学生の頃、自分の夢を真剣に考えたときに思い浮かんだのが、小学校5、6年生の担任の先生だったんです。30代の女性の先生で、生徒が自発的に物事に取り組めるようにしてくれたことが強く印象に残っています。例えば、生徒同士の話し合いの時間をたくさん設(もう)けてくれたことで、ちゃんと自分の意見を言える子が増え、クラスがとてもいい雰囲気(ふんいき)になったことがあって、自分もその先生のように、子どもたちのいいところを、たくさん伸ばしてあげられるような先生になりたいと思うようになりました」

 生長の家を信仰する両親のもとに生まれ、小さい頃から練成会(*1)などに参加し、教えに触(ふ)れていた。

写真提供:小池さん

写真提供:小池さん

「昔、風邪で寝込んだときに、父が傍(かたわ)らで聖経(せいきょう)(*2)を読んでくれたのを憶(おぼ)えています。生長の家の『日時計主義(*3)』の教えを大切にしていて、『○○大学に合格しました』といったように、すでに実現したものとして、自分の願いをノートに書き留(と)めて、いつも見るようにしています」

 元々バスケットボールが好きで、以前から、クラブチームや部活などで練習に励んでいたが、転校先の中学校には、バスケットボール部がなかった。

「バスケットボールができないので、どうしようかと思っていたとき、吹奏楽部の先輩が、『一緒にやろうよ』と、にこやかに誘ってくれたことがきっかけで、吹奏楽をやってみようと思いました。両親も中高時代に吹奏楽部だったので、とても喜んでくれましたね。高校でも吹奏楽の練習は大変な面もありますが、常に前向きな気持ちで、取り組むようにしています」

 吹奏楽部では、中学、高校とトランペットを担当し、昨年(2017)、生長の家国際本部で開催された「生長の家自然の恵みフェスタ2017」に、和音さんが通う高校の吹奏楽部が招待され、演奏を披露(ひろう)した。

母親のめぐみさん(左)と

母親のめぐみさん(左)と

「皆さんから大きな歓声(かんせい)を送って頂けたのが、本当に嬉しかったですね。他の部員も、今までで一番楽しいステージだったと喜んでいました。自分たちの演奏で喜んでもらえることが、部活を続ける力になっていますし、いつも感謝の気持ちを込めて演奏をしています」

 将来、教師になったら、子どもたちと積極的にコミュニケーションを図って、心を通わせていきたいと考えている。

「小学生のうちから夢を持っていれば、中学校に行ってから、勉強に対する意欲も違ってきます。授業などを通して、子どもたちに夢を持ってもらえるように、『人間・神の子』の教えを支えにしながら、力になっていける先生になりたいと思っています」

自宅近くを散歩する

自宅近くを散歩する

*1 合宿して教えを学び、実践するつどい
*2 生長の家のお経の総称
*3 日時計が太陽の輝く時刻のみを記録するように、日々の生活の中の喜びや明るい出来事などに心を向ける生き方