経営する焼肉店の店舗を拡げ、マイホームも手に入れ、順風満帆(じゅんぷうまんぱん)の人生を送っていた時、あることがきっかけで肉が食べられなくなった。その後、ヴィーガン(完全菜食主義者)となり、焼肉店を畳(たた)んで、「ヴィーガンズ カフェ アンド レストラン」(京都市伏見区)のオーナーに─。そんな思い切った転身を果(は)たした松田泰一さんと妻の淳子さんに、なぜ、肉が食べられなくなったのか、さらに、ヴィーガンズ料理の店を開くに到った経緯(けいい)などについて聞いた。

松田泰一(まつだ・たいち)さん(「ヴィーガンズ カフェ アンド レストラン」オーナー)、淳子(じゅんこ)さん 夫妻 聞き手:矢野 優(やの・ゆう)さん(生長の家国際本部、生長の家本部講師補) 写真/堀 隆弘 松田泰一さんのプロフィール 1972年生まれ。京都市出身。建築会社経営を経て、2000年に焼肉店をオープン。繁盛店となるも、2011年、焼肉店を止め、ヴィーガンズカフェ&レストランのオーナーに転身。オーナーのまま、3年前、妻、淳子さんの郷里、石川県中能登町に居を移し、現在は、無農薬、無化学肥料、自然栽培による米作り、野菜作りなどを行っている。

松田泰一(まつだ・たいち:写真の人)さん(「ヴィーガンズ カフェ アンド レストラン」オーナー)と、淳子(じゅんこ)さん 夫妻に聞いた。

聞き手:矢野 優(やの・ゆう)さん(生長の家国際本部、生長の家本部講師補)
写真/堀 隆弘

松田泰一さんのプロフィール
1972年生まれ。京都市出身。建築会社経営を経て、2000年に焼肉店をオープン。繁盛店となるも、2011年、焼肉店を止め、ヴィーガンズカフェ&レストランのオーナーに転身。オーナーのまま、3年前、妻、淳子さんの郷里、石川県中能登町に居を移し、現在は、無農薬、無化学肥料、自然栽培による米作り、野菜作りなどを行っている。

農薬・化学肥料不使用、有機栽培、自然栽培の食材を使う

──今日、初めてこちらに伺いましたが、木と緑を基調にしたぬくもりのある空間のお店で、素敵(すてき)だなあと思いました。お店のメニューには、どんなものがあるんですか。

inoti98_rupo_2泰一 サラダ、ご飯に味噌汁(みそしる)、納豆丼、各種ピザとドリア、カレー、厚揚げ丼、味噌ラーメンなどから、ケーキ、ソフトパフェ、アイスなどのデザート、コーヒー、紅茶、レモネード、オレンジジュースなどのドリンク、ビール、ワイン、日本酒も置いてあります。
 それらの料理やデザートは、肉、魚、乳製品、化学精製された白砂糖を使わず、100%植物性の食材のみで作っています。ケーキには、有機小麦と有機全粒粉(ぜんりゅうこ)を使い、ソフトパフェは、日本古来の甘酒(あまざけ)を甘味(かんみ)にし、玄米(げんまい)と豆乳で作っています。ドリンクもすべて有機栽培で育った材料を使ったものです。
 また、野菜も全部農薬、化学肥料不使用、その半分は有機肥料も使わない自然栽培のものですし、ご飯も同じように、自然栽培で育てられた米です。

上:厳選素材による地球にやさしい「炭火厚揚げ丼」/中:こだわりの味噌を使った、野菜たっぷりの「味噌ラーメン」/下左:ジューシーな味わい、一番人気の「厚揚げピザ」/下右:植物性100%アイスで作ったクリーミーな「玄米豆乳ソフトシェイク」。手前から時計回りにストロベリー、チョコレート、抹茶

上:厳選素材による地球にやさしい「炭火厚揚げ丼」/中:こだわりの味噌を使った、野菜たっぷりの「味噌ラーメン」/下左:ジューシーな味わい、一番人気の「厚揚げピザ」/下右:植物性100%アイスで作ったクリーミーな「玄米豆乳ソフトシェイク」。手前から時計回りにストロベリー、チョコレート、抹茶

──先ほど、厚揚げ丼をいただきましたが、しっかりとした味付けがしてあって、とてもおいしかったです。

淳子 以前は、厚揚げ丼ではなく、大豆タンパクを使ったベジ焼き肉丼を出していたんですよ。

泰一 ベジ焼き肉丼は、食べた人が、本物の焼き肉と間違って、「この肉うまいね」と言っていたほどでした(笑)。ところが、国産の大豆が品薄になって使えなくなり、海外産の大豆に頼らざるを得なくなったため、これは安心、安全な食事を提供する趣旨から外(はず)れるなと思って止めたんです。

──今、お聞きしただけでもたくさんのメニューがあり、しかも食材のすべてが植物性というわけですから、徹底されていますね。料理を作るにあたって、特に工夫されているところはどんなところですか。

泰一 野菜中心の料理と言うと、あまり味がついていない、素朴(そぼく)なものというイメージがありますが、「それじゃ、お客さんが来ないだろうな」と思ったんです。昔、私がジャンクフード(*1)しか食べていなかったということもあるかもしれませんが(笑)、野菜料理でも、普通に食べているのと変わらない、おいしい物を作りたいという思いでやっています。

──調味料などは、どのようなものを使っているんですか。

泰一 醤油(しょうゆ)、味噌、ゴマ油など一つ一つ、どんな人が、どのような素材を使って作っているのかを吟味(ぎんみ)した上で、自然素材によるものを使っています。

──それだけ材料にこだわると、材料費も高いでしょうね。

泰一 めちゃくちゃ高いです(笑)。でも、食べてくださるお客様の安心、安全を考えたら当然です。

肉好きが高じて焼肉店を開き従業員15人の繁盛店に

──以前は、焼肉店を営んでおられたそうですね。それはどんな動機で、いつから始めたんですか。

泰一 もともと建築会社を営んでいたんですが、元請(もとう)けの方に不渡りが出たりして、結局、倒産を余儀(よぎ)なくされたんです。それで、「日銭(ひぜに)が入って、しかも自分の好きなことができないかなぁ」と考えて、「じゃあ、肉が好きだし、焼肉屋でもやろうか」という、すごく単純な考えで始めたんですよ(笑)。26〜7歳の時だったと思います。

──お肉が好きだったんですね。

泰一 肉が大好きで、あの頃は肉しか食べませんでした。野菜は大嫌い、魚もほとんど食べない。主役は肉、魚は脇役、野菜は論外という感じでしたね(笑)。inoti98_rupo_4

淳子 お魚を出したりしたら、「何これ!」って、怒っていました(笑)。

泰一 肉だけでなく、チーズをつまみにして、ワインもよく飲んでいましたね。

淳子 毎日そんな感じですから、太って大変なことになっていました(笑)。

泰一 95キロぐらい体重がありましたね。今は60キロを切っていますが。

──焼肉店を始めてどうだったんですか。

泰一 最初は、京都府南部の久御山(くみやま)の国道1号線沿いで店を開き、すごくいい経営状態だったんです。でも、数カ月ほどして、狂牛病の問題が出て、ぱたっと客が来なくなり、最初の店は1年も持ちませんでした。それで、別の場所でやろうということで、現在の京都市伏見区深草西浦町で再開したら、おかげさまですごく繁盛したんですね。8年後の2008年頃には、従業員が15人となり、店舗も拡げ、マイホームも手に入れて、「さあ、これからだ」と意欲に燃えていました。

自分の体を通して動物の気持ちが伝わってきた

──私ども生長の家では、殺生(せっしょう)を避けるという宗教上の理由に加えて、牧畜用の飼料生産のために森林が伐採(ばっさい)され、大量の水を消費し、汚水を排出したり、牛のゲップによって強力なメタンガスが発生し、温暖化を促進させていることに歯止めをかける環境保全という観点からも肉食を控え、肉を使わないノーミート料理を普及させる運動を展開しています。
 ただ、個人や家庭内で、肉食を止めることは比較的容易ですが、自分が経営してきた食肉関係の仕事を変えたり、食肉関係の会社に勤めていた人が、別な職種に転職するというのはかなり勇気のいることだと思います。焼肉店を止め、ヴィーガンズ料理の店を開くに到った動機はなんだったんですか。

泰一 マイホームを購入した時、犬を飼おうということになって、ペットに関する情報をネットで探していたら、たまたまあるサイトの動画に目が留(と)まったんです。そこには、商品として売り買いされ、屠殺(とさつ)されていく牛、豚、鶏などの生々(なまなま)しい姿が映し出されていました。工場生産というシステムの中で、去勢(きょせい)や断尾(だんび)など想像を絶する苦痛を受け、手足も伸ばせないようなケージに押し込められている動物たちの、目を覆(おお)いたくなるような惨状(さんじょう)を目(ま)の当たりにしたんです。

インタビューに答える松田さん夫妻。左は、聞き手の矢野さん

インタビューに答える松田さん夫妻。左は、聞き手の矢野さん

 その姿が、ペットの犬や自分自身と重なり、「みんな同じ一つのいのちやん」という思いが溢(あふ)れ、自分の体を通して、動物の気持ちがひしひしと伝わってきた感じがしたんですよ。何とも言えない気持ちになって、なぜか分からないけど、涙が止まらなくなり、思い出しては一週間ほど泣いていました。
 焼肉店を始める前、勉強のため、兵庫県にある屠殺場に行き、牛や豚が屠殺されて解体され、切り落とされたばかりの湯気(ゆげ)を立てた首が、一輪車で運ばれていく様子も見たことがありました。でも、その時は、「これは、なんぼになるんやろ?」と、お金に換算することしかできず、なんの感情も湧(わ)かなかったのに、この時ばかりは、なぜかびんびんと感じてしまったんです。

──ご自分でも、ビックリされたのでは?

泰一 不思議なんですが、自分を客観的に見ている自分がいて、「なんで俺は、こんなに泣いてるんやろ?これは、俺が泣いてるんやない。動物たちが俺の体を通して泣いているんや」と思ったんです。その瞬間、「同じ仲間を殺して食べることなんてできない。今後一切、肉は食べないようにしよう」と決めたんです。
 こういう話をすると、人から「おかしい」と言われるので(笑)、いつもは言わないんですが……。

──奥様は、それを聞いてどうでした?

淳子 「突然、何を言い出すんだろう?」って思いました。3人の子供たちも、「お父さんがまたバカなことを」なんて言っていたんですが、1週間ぐらいしたら収まるだろうと思って様子を見ていたんです(笑)。そうしたら別に苦痛でもなさそうな顔で、肉を食べない生活を続けたばかりか、アトピーに悩んでいた私に、「肉を止めるときれいになるから」などと勧めるので、子供たちも含めて、家族で肉を食べなくなったんです。

焼肉店を止めたい、でも生活が。2つの思いに葛藤して

──それで焼肉店はどうなったんですか。

泰一 お金がないと生きていけないし、しかも儲(もう)かっていましたから、すぐには止められませんでした。家族だけでも肉を食べないことで、動物のいのちを救えるし、環境にも優しい生活ができるんだからと自分に言い訳をして。ところが、何事も徹底しないと気がすまない性格なので、日を追うにつれて、肉だけではなく、魚介類、卵、乳製品も食べられなくなり、ついにはヴィーガンになったんです。
 すると、考えれば考えるほど、自分が焼肉店の経営をしていることに矛盾(むじゅん)を感じるようになりました。「早く焼肉店を止めたい。でも家族を養わなくてはならない」、その2つの思いに心が揺れ動き、毎日、葛藤(かっとう)していました。

──それなのに、焼肉店を止める決断ができたのは、なぜですか。

泰一 「そんなに嫌(いや)なら、焼肉店、止めたらいいやん」と励ましてくれた妻の言葉が、背中を押してくれました。その言葉に促(うなが)されて、「自分の心に真っ直ぐに生きよう。今、自分にできることは料理しかないから、焼肉店を止めて、ヴィーガン料理の店を開こう」と決意したんです。

いろんな人に助けてもらって今の自分がある

──それからヴィーガンの店を開くまでに、どんな準備をしたんですか。

淳子 ヴィーガン料理の研究をしようと思い、そういうお店を見つけて食べ歩きました。

泰一 京都、大阪、東京、福岡などの有名店、スーシー(素食)という料理がある台湾にも行きました。そんな中、台湾に本店があるラビングハットという、ヴィーガン料理の店が開いた展示会で出会ったヴィーガン料理の先生から、無国籍のヴィーガン料理を教えてもらい、決意してから2年後の2012年、ヴィーガンズ カフェ アンド レストランをオープンさせることができました。

──オープンしてからは順調に?

淳子 いえいえ。オープンして1週間ぐらいで自信をなくし、いったん店を閉めちゃったんです(笑)。

泰一 焼肉店とは段取りが全然違うんですよ。それまでは、肉や野菜を並べて出し、後はお客さんが焼くという感じだったんですが、新しい店の場合、一から十まで全部自分で作らなければならない。作るのに手間(てま)と時間がかかりすぎて、「こんなにお客さんを待たせていいのか」と精神的に耐えられなくなったんです。

淳子 「待たせない」というのが、焼肉屋の時の基本でしたからね。

泰一 1カ月ほど店を閉め、おいしい料理をいかに早く出せるかという研究に没頭しました。その時、店で出すことにしていたコーヒーのメーカーさんが来られて、「コーヒーとマフィン、そこから始めましょう。店を開くことに意味があるんですよ。自信ができたら、料理のレパートリーを広げていったらいい」とアドバイスされたんです。そのひと言で、気が楽になって店を再開し、だんだんいろんな料理ができるようになっていったんです。多くの人に助けてもらい、本当にありがたいと思っています。

夫婦ともに体調がよくなり、精神が安定、性格も穏やかに

──ヴィーガンになって、体調はどうなりましたか。先ほど体重が95キロから50キロ台になったとおっしゃっていましたが。

上:店で販売されている醤油、酢などの調味料。泰一さんが一つ一つ吟味している。油などは計り売りもある/下:有機栽培、自然栽培による野菜も販売。1個からグラム単位で購入できる

上:店で販売されている醤油、酢などの調味料。泰一さんが一つ一つ吟味している。油などは計り売りもある/下:有機栽培、自然栽培による野菜も販売。1個からグラム単位で購入できる

泰一 体重が減っただけでなく、すっかり体調がよくなりました。焼肉店をしていた頃は、薬を呑(の)むのが趣味で(笑)、暇(ひま)さえあれば薬局に行き、いつも薬を持ち歩いてましたけど、今は全然。至(いた)って健康です。

淳子 私もアトピーがひどくて顔が真っ黒になるほどだったんですが、今は分からないほどになりました。

泰一 肉食から菜食に切り換えても、最初はなかなかアトピーがよくならなかったんですね。「なぜかな?」って考えて、慣行栽培による野菜から、有機農法、さらに自然栽培による野菜へと、段階を踏んで食材を変えていくにつれて症状が改善し、私も健康になっていくのが感じられたんです。「人間の体って、食べ物一つでこんなに変わるんだ」と、自分たちの体験を通して分かったので、当初、慣行(かんこう)栽培(*2)の野菜を出していた店でも、「自分たちが食べない野菜は出せない」と、有機農法、自然栽培による野菜を提供するようになったんです。

──最初、お二人を見た時、「なんて柔和な感じのご夫婦だろう」と思ったんですが、性格も変わったということはありますか。

淳子 穏やかになりました(笑)。

泰一 それは間違いないです(笑)。昔はすぐイライラしていましたが、今は、ほんと精神的に安定するようになりましたね。

野菜にも心があり、作る人の気持ちが料理に表われる

──先ほど醤油、味噌、ゴマ油などの調味料について、どんな人が、どのような素材を使って作っているかを吟味(ぎんみ)していると話しておられましたが、それは野菜についても同じですか。

泰一 私は、野菜にも心があると思っているんです。どんな環境や場所で、どういう水で、どんな人が、どんな思いで作っているのか、野菜は気持ちよく育っているかによって、同じ有機栽培、自然栽培による野菜でも、全く違ったものになるんですよ。ですからお店で提供する野菜は、それらの条件を満たしているかどうか、この目で確かめています。

淳子 料理を作る時の、こちらの心持ちも大切ですね。二人でポテトサラダを作っていた時、ふとしたことからケンカになってしまったことがありました。そんな心境で作ったポテトサラダは見栄(みば)えもよくなかったので、お客さまには出さなかったものの、もったいないから子供にあげたんです。すると、ポテトサラダが好物なはずの子供は、ちょっと口にしただけで、「もう、これ食べられないよ」と言うんですね。その言葉を聞いて、「ああ、作る側の心が食べる人に通じるんだ。どんな気持ちで料理を作るのか、それが大切なんだ」と勉強させられました。

何が本当の幸せかが分かり、転身して本当によかった

──心が食に通じるというのは、本当にそうだと思います。最後に、焼肉店からヴィーガンズ カフェ アンド レストランに転身して、今、どういう思いでいるのか、聞かせてください。ヴィーガンズ カフェ アンド レストラン (Vegans café and Restaurant) ヴィーガンズ カフェ アンド レストランは、肉、魚、卵、乳製品、化学精製された白砂糖を使わず、農薬・肥料不使用栽培の玄米を中心に、できるだけ自然栽培、有機栽培の野菜を使い、素材本来の味を活かした、心に、体に、地球に優しい料理を提供しています。  ・住所	京都市伏見区深草西浦町4-88 ・電話	075-643-3922 ・交通手段	京阪・藤森(ふじのもり)駅北口から徒歩約5分 ・営業時間	月・火・木・金・日…ランチ&ディナー 11:30~17:00 土…ランチ&ディナー 11:30~21:00 ・座席数	40席(カウンター席4、テーブル席36) ・定休日	水曜日+不定休 ※予約可、カード可、貸し切り可(20人~50人)、完全禁煙、駐車1台可(近隣にコインパーキングあり

泰一 売り上げは、焼肉店に比べると10分の1になりました。全然、儲(もう)かりません(笑)。でも今は、晴れ晴れとした、すっきりした気持ちで、「転身してよかった」と心から思っています。お金のために焼肉店を続けていたら、たとえ儲かったとしても心の痛みが消えず、きっとどこかが病(や)んでいたと思います。

淳子 何が本当の幸せなのかが分かりましたから、今は「食べていけるだけでいい」という思いですね。

泰一 あの時、私の背中を押してくれた妻に、この場を借りて感謝です。

──今日は、心が洗われる貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。(2018年2月2日、京都市伏見区のヴィーガンズ カフェ アンド レストランにて)

*1=ハンバーガーなど栄養価のバランスを著しく欠いた調理済み食品のこと。「ジャンク」とは、英語で「がらくた」「屑」の意
*2=従来行われている栽培のこと