三好雅則(みよし まさのり)  生長の家本部講師。昭和24年生まれ。生長の家参議長。趣味は読書、絵画・音楽鑑賞、水彩画。

三好雅則(みよし まさのり) 
生長の家本部講師。昭和24年生まれ。生長の家参議長。趣味は読書、絵画・音楽鑑賞、水彩画。

 本欄でも以前、「親切」は、受け手と行為者の脳内にオキシトシン(*1)を分泌させ、双方に“長続きする幸福感”をもたらすこと、そしてオキシトシンは、他者への信頼感を高めて絆を深めたり、うつの抑制や、心臓及び血管の強化、関連疾患の予防、胃や大腸の消化促進、細菌感染、慢性的ストレス過剰等による過度の炎症抑制、老化防止に効果があることを紹介した。

inoti107_yuyu_1 NHKのBSプレミアムでも、「美と健康の新常識(*2)」でオキシトシンを取り上げ、オキシトシンが美肌、ダイエット、骨粗しょう症の改善などに効果があることを紹介していた。番組では、お笑いコンビ、ターリーターキーの玉さんが、介護福祉士のマッサージ(背中に掌を密着させて優しくゆっくりさする)を受け、唾液中のオキシトシン量を測定すると、マッサージ後、その量が6倍に増えていたことを明らかにした。

 興味深いのは、番組に登場した山口創・桜美林大学教授(*3)の研究で、マッサージを“した人”のオキシトシン量が、“された人”よりも多いと分かったこと。山口教授は、その要因について、オキシトシンは相手を思う気持ちがあると放出されるため、優しく思いやりながら触れることで、たくさん出るという。

 他を思いやる親切行為が、美肌を含む身心の健康に繋がるとしたら、こうした生き方こそ人の本来の生き方だろう。そんな人が増えれば、さぞ生きやすい世の中になるに違いない。

参考文献 
・山口創著『手の治癒力』(草思社)
・デイビット・ハミルトン著『親切は脳に効く』(サンマーク出版)他

*1=視床下部で生合成され、脳下垂体後葉から分泌されるホルモンで、子宮の収縮や母乳の分泌を促す
*2=「世界が注目!オキシトシン美容パワー」と題して、2018年11月13日に放送
*3=臨床発達心理士