いのちの環No62ルポ写真

藤原さん夫妻
47歳│49歳│千葉県大多喜町
取材/多田茂樹 写真/堀 隆弘

学校をはじめ、子供の行事には
積極的に顔を出す

 千葉県の房総半島南東部に位置する大多喜町は、戦国時代から江戸時代にかけて存在した大多喜城の城下町。その街並みは〝房総の小江戸〟と称され、歴史情緒にあふれている。藤原さん夫妻は、長男(15歳)を筆頭に、長女(13歳)、次女(11歳)とともに、七年前からこの町に住んでいる。

 取材に訪れた1月25日は、大多喜城マラソン大会の日。一家は、中学生女子の部に参加する娘さんの応援に駆けつけた。家族の声援を受け、娘さんは、見事に完走し、両親から「よくがんばったね」と声をかけられて嬉しそうだった。


 ご主人は語る。


「学校はもちろん、子供の行事には積極的に顔を出すようにしています。昨年(平成26年)までは、小学校のPTA会長を務め、この4月からは、広報部役員として活動しています」

 昭和61年、母親の勧めで生長の家本部練成道場の練成会に参加したご主人は、浄心行で「両親に感謝する」ことができるようになったとき、病気を克服することができたという。PTA会長を務めていた頃には、スピーチする機会がある度に、生長の家の教えを、話の中に盛り込むよう心がけた。

「生長の家の名前は出せませんが、子供には無限の力があり、それを引き出すには、子供を認め、『あなたはできる』などと言葉で褒めて引き出すことが大切だという、私自身が家庭で実践していることを話しました」

 その反響は大きく、次女の担任は、昨年、転任した際、「藤原さんのどの話も感動的で忘れられません。今後の教師活動に役立てたい」と手紙をくれたという。

園児たちに、言葉と態度で
愛情を表現する

 一方、母親の影響で幼い頃に生長の家の教えに触れ、20歳から7年間、幼稚園教諭を務めた奥さんは、幼稚園ではもちろん、自分の子供の教育にも、教えを生かしている。

「幼稚園では、子供の頃から学んできた生長の家の教育法で園児たちに接したいと思い、朝早くに出勤して、教室で神想観を行い、園児の一人一人の名前を唱えて感謝してから一日を始めていました。ともかく子供たちのいいところを見つけて褒め、明るい言葉を発信し、抱きしめるなど、言葉と態度で愛情を表現するよう努めました」

 その頃の園児から最近、手紙が届き、「先生みたいになりたいと、幼稚園の先生になりました」と書かれていたという。幼稚園での子供たちへの接し方がどのようなものだったのかを、端的に物語るエピソードである。(つづきは紙版で、ご覧下さい)

大多喜城マラソン