あおいきのこさん│32歳│名古屋市 「描いていると、新しいキノコの姿が次々に浮かんできます」と創作に励むあおいきのこさん 取材/佐柄全一 写真/堀 隆弘

あおいきのこさん│32歳│名古屋市
「描いていると、新しいキノコの姿が次々に浮かんできます」と創作に励むあおいきのこさん
取材/佐柄全一 写真/堀 隆弘

 あおいきのこさんは昨年(2017)8月、絵本『はたらきのこ』(オールカラーA5判、1080円。文芸社)を、自費出版した。処女作となるこの絵本は、働くのが大好きなキノコたちが、森の仲間のために掃除や料理に励むという物語。カラフルに描かれた絵に混(ま)じっている青いキノコは、あおいきのこさんの分身だという。

可愛いキノコたちが描かれた『はたらきのこ』

可愛いキノコたちが描かれた『はたらきのこ』

 300部発行された『はたらきのこ』は、書店や一般の通販サイトでも販売され、ほぼ完売した。

「この絵本は、命あるものすべては、それぞれ世の中のためになっていると思いながら描いたもので、キノコたちは、私自身のことでもあります。『絵本を描きたい』という小さい頃からの夢が叶(かな)って、本当にうれしいです」

 あおいきのこさんにとってもう一つの大きなトピックは、今年(2018)2月、「名古屋市民ギャラリー栄」で家族の絵画展を開いたこと。両親と姉、あおいきのこさんの4人で毎年開いてきた家族展は、5回目を迎えたが、今回は甥(おい)と姪(めい)の2人も加えた6人で、水彩画、パステル画40点を展示した。

「私は、絵本の原画などの水彩画10点を出品し、描きためたイラスト、絵本も置かせてもらい、皆さまに喜んでいただきました」

 生長の家の教えには、木工関係の職人である両親を通して触れた。高校を卒業後、生長の家総本山(*1)と生長の家国際本部で約8年働いた。子供の頃から絵が好きだったあおいきのこさんは、「いつか絵の道に進みたい」という夢を持ち、仕事の傍(かたわ)ら独学で絵やイラストを描き続けてきた。

生き生きと描かれたキノコたちは、あおいさんの分身だという

生き生きと描かれたキノコたちは、あおいきのこさんの分身だという

「その思いが募(つの)り、一昨年(2016)、国際本部を退職して地元に戻って、託児所(たくじしょ)で働きながら創作活動に励むようになりました。私にとって、幼少期から身についている『人間・神の子』の教えは、空気のようになくてはならないもので、絵にもイラストにも、その教えが無意識のうちに反映されていると思います」

 キノコをテーマに水彩画やイラストを描いている他、ポストカード、カレンダー、布製の小物や陶器雑貨なども手掛(てが)け、自らのホームページ(*2)で販売し、知人の接骨院などでも委託販売(いたくはんばい)している。

「私の作品を通し、一人でも多くの方に笑顔になっていただき、“幸せの輪”を広げられるようにしていきたいなと思っています」

 あおいきのこさんの夢は、ますます大きく広がっている。

*1=長崎県西海市にある生長の家の施設
*2=あおいきのこHP https://aoikinoco.com