長野県と岐阜県の境にある乗鞍岳は、サイクリストに人気の山。行く道のりは厳しいですが、ぜひ一度チャレンジを!(写真は筆者提供)

長野県と岐阜県の境にある乗鞍岳は、サイクリストに人気の山。行く道のりは厳しいですが、ぜひ一度チャレンジを!(写真は筆者提供)

岩島啓太(いわしま・けいた) 1979年、東京都生まれ。東京・日野市でロードバイクプロショップを経営する傍ら日本、世界で開かれるロードバイクレースに参加。自転車専門誌に寄稿し、SNI(生長の家)自転車部との関わりも深い。

岩島啓太(いわしま・けいた)
1979年、東京都生まれ。東京・日野市でロードバイクプロショップを経営する傍ら日本、世界で開かれるロードバイクレースに参加。自転車専門誌に寄稿し、SNI(生長の家)自転車部との関わりも深い。

健康

 まず第一に、身体の変化に気づきます。有酸素運動で身体の脂肪(しぼう)を消費しやすいため、習慣的に自転車に乗るようになった人は、大抵(たいてい)体重が落ちていきます。医者から勧められて自転車に乗り始めた、糖尿病の人を何人か知っていますが、皆、健康体を取り戻しました。

 サイクリングは、景色がどんどん変化するので、ランニングと比べると、飽(あ)きずに長時間続けることができます。乗るポジション(姿勢)を合わせた自転車であれば、関節等への負担も少ないので、体力に不安のある人も、無理なく慣れることができると思います。

コミュニケーション 

 本欄1回目(2018年7月号)のタイトル「自転車は、人と人を繋(つな)ぐ輪」の通り、人の輪が広がります。老若男女(ろうにゃくなんにょ)を問わず自転車の愛好家が増えてきたので、共通の趣味を通して人と仲良くなるきっかけが持てる上、サイクリングで出合った景色や見つけた食べ物などの情報をSNS(*)で発信するという、情報共有の楽しみも生まれます。

 イベントやレースに出場すると、別のコミュニティーとの繋がりもでき、普段の生活では得がたい、人との出会いが良い刺激(しげき)になり、自身の活力にもなります。

行動・視野 

 サイクリングで体力が向上していくと、前と同じ時間で、もっと遠くまで行けるようになります。仕事や学校、人間関係などで嫌(いや)なことがあっても、汗をかきながら愛車を駆(か)って雄大な自然に触れ、新鮮な空気を吸えば、「そんなものはちっぽけなことだ」と忘れられます。自分だけのお気に入りの場所が見つかれば、なおさらです。

目標

 イベントでの完走やレースでのタイム向上を目指すことで、生活にハリが出てきますし、それが達成できた時の喜びは、自分自身の大きな糧(かて)になるに違いありません。

 人間は、死ぬまで向上心と好奇心を持ち続けていたいものです。そして、そうした思いを力強く後押ししてくれるのが自転車だと、私は確信しています。

*=Web上で社会的ネットワーク(ソーシャル・ネットワーク)を構築可能にするサービスのこと