大量生産・大量消費のサイクルから離れて、手作りすることで見えてくる、本当に大切なこと。クラフトの時間には、豊かな生活や、心穏やかに過ごすためのヒントがたくさん。

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近藤弥栄子さんがフェルトを使って手作りしたおもちゃの数々

 東京に住み、長男と長女を育てていた頃は、家事と子育てだけでいっぱいいっぱいで、何かを手作りする余裕などはないと思っていました。そんな私でしたが、夫が勤める生長の家国際本部が山梨県北杜(ほくと)市の八ヶ岳南麓に移転し、私たち家族も引っ越したことをきっかけに、考え方が大きく変わりました。

 こちらでは、小物やお菓子、野菜、味噌にいたるまで楽しみながら手作りする人たちが沢山いて、今まで買うのが当たり前と思っていたものが、私にも作れるかもしれないと考えるようになり、フェルトでおもちゃを作りはじめました。

 クリスマスの飾りや、おままごとのセットなどをチクチクと縫(ぬ)う毎日。クリップを縫い込んだ魚を、磁石で釣り上げるおもちゃは子どもたちに大人気で、子どもの喜ぶ顔が嬉しくて、1匹、また1匹と魚が増えていきました。

 今では、子どもは4人になり、以前よりもまとまった時間は取れませんが、スキマ時間を使うことで、豊かな手作りライフを楽しんでいます。(近藤弥栄子・SNIクラフト倶楽部