Q 両親は私が小さいころから仲が悪く、家では大きな声で喧嘩ばかりしています。


母からはいつも、父に対する愚痴や悪口ばかりを聞かされ、私も妹も気持ちがふさぎこんでしまうことが多いです。なんとか仲良くなって欲しいと思っていますが、「もう無理かもしれない」と思うときもあります。両親を見ていると、結婚に対する不安も生まれてきて、将来に希望が持てなくなることもあります。どうしたらいいでしょうか?(17歳、女性)

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A 両親の良いところを見つけて、感謝の心を深めましょう。


ゆるすことの大切さ


 あなたのお悩みを拝見いたしました。ご両親が喧嘩している姿を見ると、両親と話をしたり、家に帰ったりするのも嫌になりますよね。私も子供の頃から両親、特に父に対して複雑な感情を持っていました。父からは、勉強ができなかったり、言うことを聞かないと怒られ、暴力を振るわれたりしました。

 やがて両親が離婚し、ようやく自由が訪れると思っていました。しかし、仕事面で上司とうまくいかなくなり、うつ病を発症した私の姿を見かねた母が、生長の家宇治別格本山(*1)の練成会(*2)を勧めてくれました。そこで出合った「父母に感謝せよ」という言葉に衝撃をうけました。「なぜいまさら、両親に感謝しないといけないのか」と思い、浄心行(*3)の講話で、「両親の良いところを思いだして書いてみましょう」と言われても、最初は全く出てきませんでしたが、次第に幼少期の記憶がよみがえりました。

 父と母に連れられて、笑顔で歩く私自身の姿。思い出のなかで、優しく微笑む父に名前を呼ばれた瞬間、「お父さん、ごめんなさい。今まで苦しかったよね」と、思わず涙がこみあげてきました。そのとき、初めて父の本当の温かさに触れた気がしました。

 数年後、「生きているうちにお父さんに会っておいたほうがいい」という尊敬する人からの言葉に触発され、思い切って父に手紙を送りました。数日後、連絡が来て16年ぶりに会うことになりました。

 再会した父は、病気で痩せ、怖かった頃の面影はありませんでしたが、「よく会ってくれたなぁ。今もお父さんと呼んでくれるなんて」と言われました。後日、家族全員で再会し、ようやく家族の温かさに触れていけると思った矢先、父が天国へ旅立ちました。

本来円満なのが家族の本当の姿


「大調和の神示(*4)」にはこう説かれています。「汝ら天地一切のものと和解せよ」「神に感謝しても父母に感謝し得ない者は神の心にかなわぬ」。あなたはお父さん、お母さんから生まれてきた神の子です。少しずつでも、両親の良いところを見つけてみましょう。あなたの心が変われば、お父さん、お母さんも必ず変わります。

 お父さんも仕事で嫌なことがあって家族にあたっているのかもしれませんし、お母さんも家のことでイライラしているだけかもしれません。お互いが寄り添えていないだけで、本来円満なのが家族の本当の姿です。両親が仲良くなれば、家庭が温かくなります。

 また、そうなることで周りの人に対しても心温かく接することができ、あなた自身も心が前向きになります。親孝行したいときに親はなし。ぜひ、ご両親を大切にして、愛の溢れる生活を送っていただけたら幸いです。

*1 京都府宇治市にある生長の家の施設。宝蔵神社や練成道場などがある
*2 合宿して教えを学び、実践するつどい
*3 過去に抱いた悪感情や悪想念を紙に書き、生長の家のお経『甘露の法雨』の読誦の中でその紙を焼却し、心を浄める行
*4 生長の家創始者・谷口雅春先生に下された言葉

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回答者
秋元雅晴(あきもと・まさはる)
生長の家地方講師
愛知県在住。教区青年会事務局長。趣味は読書と体を動かすこと。愛くるしいヤギの顔を見ることが何よりの癒やし。

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