凡庸を馬鹿にするな。凡庸こそ時代の寵児だ。凡庸は威張らない。凡庸は欲張らない。

谷口雅宣著『凡庸の唄』 2~3ページ、日本教文社刊

谷口雅宣著『凡庸の唄』
2~3ページ、日本教文社刊

「無為に時を過ごしているのでは」と、無意識のうちに自己卑下してしまう瞬間がありませんか。なかなか思い通りにならない時間を藻掻きながら過ごしていると、他人の眩しすぎる程の成功や喜びに、素直に共感出来なかったりするものです。

 そうしたなかで、私たちは多くの気づきを周りから頂きます。私たちには、生まれながらにして素晴らしい本質が神様から与えられており、誰一人として例外はありません。「人間・神の子」を現す方法や過程は、一人ひとり違う唯一無二のもので、それを私たちは個性と呼びます。

 その道のりが遠く険しいものであっても、魂の研鑽ともいえるこの時間は決して無駄ではありません。その道程でしか得られない知恵を持つ貴方は、今この瞬間もたくましく成長し続けているのです。

 また、それ故に、周りの人や全ての物に対して、愛他的な生き方を実現出来るのです。それはとても素晴らしいことです。丁寧に生きて、日々の些事からも学び味わい、周りの人や物を活かし愛しながら、自分も成長するのです。

 向上心は私たちの持つ美点です。今日も貴方の素晴らしい一日が始まります。「凡庸は秀逸の母でありたいと願う」(同書44ページ)
(勅使川原  潔<てしがわら・きよし>生長の家本部講師補。生長の家国際本部勤務)