谷口雅春著『新版 生活の智慧365章』 146ページ、日本教文社刊

谷口雅春著『新版 生活の智慧365章』
146ページ、日本教文社刊

 私は日々、この文章を読みながら、何事も無我全托の心でなしていけば、解決出来ない問題はないと、心を新たにしています。

 平成28年8月、生長の家宇治別格本山(*)で行われた盂蘭盆供養大祭で、私は湯茶接待の係長をしていました。大祭初日の朝、お茶を作ろうとしたところ、計量カップがないことに気づきました。計量カップは、お茶の粉を正確に量ってお茶を作るための大切な道具です。しばらく、係の人とともに探しましたが、見つからず、この先、大祭3日間どうしようか、と思いました。

 結局、その日は味見を繰り返すことで、計量カップなしでお茶を作りました。そして、その翌日、片づけをしているうちに、計量カップが見つかったのでした。

 今回の件は、ひとえに私の管理不足に原因がありましたが、係の人たちは私を責めることなく、逆に、この事態をどう乗り切るかという方向で気持ちが一つになり、計量カップがなくてもお茶が作れるという知恵とチームワークを生み出すことができました。

 どんなことが起こっても、それは私たちの成長のためなんだということを、改めて感じた体験でした。(新宮  一 <しんぐう・はじめ> 生長の家本部講師補。生長の家宇治別格本山勤務)

 * 京都府宇治市にある生長の家の施設。宝蔵神社や練成道場などがある