
谷口雅宣監修、『“新しい文明”を築こう 中巻 実践篇 「運動の具体的展開」』
96ページ、生長の家刊
私は3人の娘の父親です。子ども達の幸せを願うのは親の常です。新型コロナウイルスの感染拡大、地球温暖化による異常気象など、昨今の世界規模の問題に、子ども達を含めた未来世代の事を考えると、一抹の不安を感じているのは、私だけではないと思います。
この月刊誌を読まれている若い世代の皆さんの中にも、将来への漠然とした危機感を覚える方も多いのではないでしょうか。本書には、これらの問題を根本的に解決するための具体的な実践方法が示されています。
「自然は無限であり、資源もエネルギーも無尽蔵にあるうえ、人間はそれを自分たちの利益や幸福の手段に利用できる」(同書37ページ)と考える“旧文明”を続けていると明るい未来は訪れません。そこから抜け出し、「自然と人間とが調和した“新しい文明”を築くため、意識拡大と愛行実践の生活を創意工夫し、喜びをもって」(同書99ページ)人生を歩むことが大切です。
本書には、“新しい文明”を築くための意識とライフスタイルを変える方法が具体的に説かれています。一緒に学んでまいりましょう。きっと明るい未来への希望を抱かれること間違いありません。(山口哲弘<やまぐち・てつひろ>生長の家十勝教区教化部長)