Q 以前から、私はあまり恋愛に興味が持てず、結婚願望もほとんどありません。自分の仕事や趣味に夢中で、全然そういう気が起こらないんです。母親などから「いい人いないの?」と聞かれたりすることもあり、結婚して親を安心させてあげるのも大切なのではないかという気持ちもあるのですが、どうしても気持ちを恋愛に向けることができません。このままでいいのでしょうか?(25歳、女性)

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A 感謝の心を持ち、「神の子」としての自分の素晴らしさを遠慮なく表現していきましょう。

回答者 森田美穂(もりた・みほ) 生長の家本部講師補 生長の家国際本部勤務。三男一女の母。昨年、初めて味噌づくりに挑戦。手作りの味は格別で今年も楽しみにしている。

回答者
森田美穂(もりた・みほ)
生長の家本部講師補
生長の家国際本部勤務。三男一女の母。昨年、初めて味噌づくりに挑戦。手作りの味は格別で今年も楽しみにしている。

 結婚して、親を安心させてあげたいと思うあなたは、とても心優しい人ですね。今、あなたは仕事や趣味に夢中で、あまり恋愛に興味がもてないということですが、心から夢中になれることがあるというのは、なんて素晴しいことでしょう。そのことをまず喜び、感謝しましょう。

人生の目的とは

 生きていると、いつの間にか世間的な常識にとらわれて、こうあるべきとか、人と比べて焦りを感じてしまうことがあります。生長の家では、人間は「神の子」であり、一人ひとりが尊い存在として、個性美を具えてこの世に誕生したのだと説いています。自己に宿るその神性を最高度に表現していくことが人生の目的であり、あなたという自分自身の素晴らしさを遠慮なく発揮されていかれるとよいと思います。

 そうすれば、きっとあなたの心は明るくいきいきとしてきて、素晴らしい人生を与えてくださったご両親にも感謝の気持ちが湧いてくるでしょう。ご両親や周囲の人、物事に対して明るい言葉や笑顔で接し、親切な行いをしていくことが大切です。きっと毎日を気持ちよく過ごすことができますし、そんなあなたは魅力的で、周囲の人や異性からも好かれるに違いありません。

 あなたの内面がそうして輝きだすとき、自然と恋愛感情に発展していくような、あなたにふさわしい相手にめぐり会える時がくるのではないかと思います。なぜなら、私たちの生きているこの世界は、自分の心によってつくられ、似た者同士が引き合う“親和の法則”によって成り立っていて、結婚相手は、自分の心にふさわしい人が自分の前に現れる、と生長の家では考えるからです。結婚が早い遅いではなく、どういう人と結婚をするかということも、とても重要なことだと思います。

子どもの幸せを思うのが親の心

 あなたのお母さんの「いい人いないの?」という言葉は、決して早く結婚してほしいということではなく、あなたを愛しているからこそ、幸せになってほしいという思いがあってのものだと思います。私も一人の親として、子どもが自分のやりたいことを我慢せず、本当に幸せだと感じることを喜ぶのが、親の本当の気持ちだということをあなたにお伝えしたいと思いました。

 不足した部分から自分をみるのではなく、“今、生きている”そのことを喜び、感謝して、明るく積極的な人生を歩まれることを心からお祈りいたします。

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