Q 小さいころから太っていることがコンプレックスで、自分に自信が持てず悩んでいます。小中学生のときは、まわりからよく容姿をからかわれて落ち込んでいました。ダイエットのために運動もしていますが、いつも長続きせず、さらに自己嫌悪に陥ってしまいます。人と比べるのではなく、自分の内面を磨くことが大切だということも分かっているのですが、スリムな体型の人を見ると正直羨ましさを感じてしまう自分がいます。どうしたらいいでしょうか?(23歳、女性)

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A 神の子の自覚を持ち、「明るいコトバ」を使うことで、明るい人生が展開していきます。

回答者 中根敏也(なかね・としや) 生長の家本部講師補 愛知県豊田市出身。持病のてんかんをきっかけに教えに触れる。最近は、編み物で日用品を作って使うことを楽しみにしている。

回答者
中根敏也(なかね・としや)
生長の家本部講師補
愛知県豊田市出身。持病のてんかんをきっかけに教えに触れる。最近は、編み物で日用品を作って使うことを楽しみにしている。

 私も小学生の頃に太っており、同じように悩んだ経験がありますので、良く分かります。夏のプールの授業が苦痛だったことや、太っていることをからかわれて傷ついていたことを思い出します。 

 しかし、自分自身の美点を見いだし、認めていくことで、そのような気持ちを払拭することができるはずです。あなたはすでに、「自分の内面を磨くことが大切だ」ということに気づき、ダイエットのために運動もされている。冷静に自分自身のことを考え、行動に移されているあなたは、素晴らしいと思います。

 私からは、生長の家で説かれている「自分の内面を磨く」方法をお伝えします。それは、「神の子を自覚して、明るいコトバを使い続ける」ことです。

明るいコトバが人生を明るくする

 生長の家では、「人間は神の子である」と説きます。これは、この世界を創造された全智全能の神の御徳(おんとく)が、私たちの内に宿っているということです。しかも、人はみな神の子ですから、あなたも私も、素晴らしい存在であることに間違いありません。あなたが今悩んでいらっしゃることも、あなたの本心が「私はもっと素晴らしいはずだ! 」ということが分かっているからこそです。それは「神の子」であることの証(あかし)ですね。まずは、このことを知ることが大切です。

 そして、「明るいコトバ」で自分の内なる神の子を現し出すことです。生長の家では、コトバには身・口・意(しん・く・い)の3つの種類があると説き、「コトバ」とカタカナで表記します。「身」は表情や行動、「口」は発声音、「意」は心の中の思いです。このコトバによって世界は創られていると考えます。

 たとえば、そば屋でそばを注文する場面で考えてみましょう。まず「そばが食べたい」と心で思い(意)、店員を呼ぶために行動し(身)、「そばを1つお願いします」と口頭で注文します(口)。このように、この世界はコトバで創られますから、明るいコトバを使うことで、明るい人生が展開していく訳です。

『日時計日記』に喜びを綴ろう

 そのためのツールとして、『日時計日記』(生長の家白鳩会総裁・谷口純子監修、生長の家刊)をオススメします。これは、一日の良かった事を記(しる)す日記ですから、書き綴るうちに、人生は喜びに満ちていることを発見できます。この日記に、ご自身の美点を探して記録すれば、自分は素晴らしい存在であることも認めることができるようになります。また、日々の体重を記録し、自分を励ますコトバを書き綴れば、ダイエットの助けともなるはずです。どうぞ、明るいコトバを使って、素晴らしい人生を歩んでください。

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