写真1

写真1

 今回は、鹿児島県薩摩半島の最南端に位置し、指宿(いぶすき)市のシンボルとして知られる開聞岳(かいもんだけ)を紹介します。

 開聞岳は、標高924メートルの火山で、平安時代の874年と885年に大噴火を起こして山頂に溶岩円頂丘が噴出し、現在の2段式の山容になったとされています。1964年に霧島屋久国立公園(*)に指定され、日本百名山及び九州百名山に選定されました。

写真2

写真2

 写真でお分かりのように、見事な円錐(えんすい)形をしているところから、別名「薩摩富士」とも呼ばれ、江戸時代、日本中の海岸線を歩いて日本地図を作った伊能忠敬は、開聞岳を目にしたとき、「けだし天下の絶景なり」と称賛したそうです。

 私が家族と一緒に、南九州市頴娃(えい)町の番所鼻(ばんどころばな)自然公園で親戚が営む旅館を訪れたのは、2020年10月のことです。ここから、広がる海と優美な姿で佇む開聞岳を目にしたときは、時が経つのも忘れて見とれてしまいました。

 ちなみに、手前に映っているごつごつした岩は、昔、開聞岳が噴火したときの名残りで、溶岩が冷えて固まったものだそうです。

 一泊したため、朝日が昇る早朝(写真1)と昼間(写真2)に、違った表情の開聞岳と海の様子を写真に収めることができました。(次回は、行く先々で出合った可愛い花々を紹介したいと思います。)

*=現在は霧島錦江湾国立公園