『神さまと自然とともにある祈り』 生長の家総裁・谷口雅宣著 生長の家刊

『神さまと自然とともにある祈り』
生長の家総裁・谷口雅宣著
生長の家刊

 この文章を書いている5月初め、新型コロナウイルスが世界中で猛威をふるっています。メディアでは連日、「〇〇人が新たに感染」「全世界で死者が20万人に」と報道され、国内でも外出を自粛するなど生活に大きな影響が出たため、気持ちが塞いでしまった人も多いのではないでしょうか。 

 ともすると、コロナウイルスに憎悪を募らせがちですが、本書にある「キノコやカビと友だちになる祈り」(29頁)では、そうしたものに対する重要な考え方が示唆されています。

 その祈りには、キノコやカビには、土を豊かにしたり、食品を醗酵させたりする大切な役割があって、「神さまは、見えないところにもこんな仲間をたくさん用意して、生物同士がムダのない与え合いの関係をもちながら、豊かに育つ仕組みを造られました」(32頁)とあります。

 この一節から、人間にとって有害に見えるようなウイルスも、自然界においては、私たちと共に生きる大切な仲間であることが分かるのではないかと思います。

 ある研究によると、取引が禁止されている野生動物、センザンコウがコロナウイルスの中間宿主と考えられ、人間が我欲のためにそのセンザンコウを違法に取り引きしたことからウイルスが蔓延したと言われています。今だからこそ、神様のいのちの現れである自然、すべての生き物への愛を説いた本書を、多くの人にお勧めします。

最近読んだ本=西村克己著『1分間ドラッカー』(SBクリエイティブ)
「マネジメントの父、P・F・ドラッカーのエッセンスを初心者向けに編集したものです。自己開発、仕事などで成功するための法則が端的に分かり、とても参考になります」

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山本英輔
(やまもと・えいすけ)生長の家本部講師

1980年、鹿児島県生まれ。生長の家国際本部勤務。2015年から本部講師。外出自粛期間に長女と過ごす時間が増え、絆が深まる。