Q 唯一の兄弟である弟が孤独死していたことが分かりました。弟は、ちょっとした争いから父母や私と10年ほど絶縁状態だったのですが、「死んだら兄に知らせてくれ」と知人に私宛の手紙を託していたのです。懺悔(ざんげ)の言葉に溢(あふ)れたその手紙を読むと、弟を探さなかった自分に怒りを覚えます。父母も亡き今、どう供養したらいいでしょうか。 (H・G、68歳、男性)

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A 人間の生命は永遠生き通し感謝の思いで供養して下さい

回答者:長田 忍(ながた・しのぶ) (生長の家本部講師)

回答者:長田 忍(ながた・しのぶ)
(生長の家本部講師)

 絶縁状態だった弟さんを亡くされ、さぞや後悔と慚愧(ざんき)の念にさいなまれ、お苦しみのことと思います。どんな事情があったにせよ、弟さんは自らの非を認め、懺悔(ざんげ)されているのですから、過去を責めることなく、心から赦してあげて下さい。

 あなたは、「弟を探さなかった自分に怒りを覚える」と、率直に心情を吐露されていますが、それはあなたの内に、幼い頃から弟さんに対する深い愛があった証です。過去の経緯(いきさつ)はどうあれ、あなたの内には深い愛の心があるのですから、必ず赦すことができます。赦す者は赦されるのです。弟さんを赦すことによって、あなた自身も自分を責めず、苦しまずにすみます。

 生長の家では、「懺悔せんと欲せば実相を観ぜよ」といいます。「実相」とは、神様が創られたままの本当の姿、「人間は神の子で、完全円満な存在」ということであり、その実相においては、あなたと弟さんは大調和しているのです。その姿を心に思い描いてください。

 また、生長の家では、「肉体はなくなっても、人間の本質は永遠生き通しの生命(いのち)である」とも説きます。ですから弟さんの永遠なる生命を観じて感謝し、霊界での幸せを祈ってあげることが、大きな供養になります。具体的には、御霊代(みたましろ)になる弟さんの位牌を仏壇に祀(まつ)ってください。

 仏壇や位牌がなければ、家の中で一番浄まった場所を決め、位牌の代わりになる清浄な紙や木に『○○○○比古命之霊位(ひこのみことのれいい)』と書いて安置します。(○○○○には弟さんの名前(俗名)を入れます)そしてその前で、生長の家のお経である聖経『甘露の法雨』を読んであげるとなおよいと思います。

 弟さんへの感謝の思いが深まり、あなたの心も安らかになるに違いありません。

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