
写真1

坂崎和佳
さかざき わか/昭和51年生まれ。美容師歴25年。熊本県球磨郡錦町在住。「ヘアサロンDeaR」を営む傍ら、カメラライフを楽しんでいる。思うように撮れないことも多く、試行錯誤しながら日々奮闘中。生長の家白鳩会員。本誌No.114(2019年9月号)「美のステージ」に登場。
今回は、熊本県水俣市汐見町の水俣湾沿いにある「エコパーク水俣」で撮影した夕景色を紹介します。
鹿児島県出水市との県境にある水俣市は、かつて水俣病(*)の舞台となった地です。その教訓をもとに、水俣市は、平成4年に日本初の「環境モデル都市づくり宣言」を行い、リユース・リサイクル、省エネ・省資源、市民の森づくりによる地球温暖化防止活動や環境保全活動に取り組み、環境モデル都市に認定されました。
そうした環境モデル都市づくりの一環として造られたのが、エコパーク水俣です。41.4ヘクタールの広大な敷地には、熊本県環境センターをはじめ環境に関するさまざまな施設があるほか、サッカー、グラウンドゴルフ、テニスなどのスポーツ施設に加え、日本庭園、約800種のバラが咲くバラ園もあり、家族で楽しめる場所です。

写真3、写真2
恋路島(こいじしま)を望む海岸線には、遊歩道も整備され、潮の香りを嗅ぎ、波の音を聞きながら散歩することもできます。
カメラを始めた頃、海に沈む夕陽を撮りたくて、よくここに足を運びました。雲が多かったりして、なかなか思うような写真は撮れませんでしたが、2018年4月に写真1を撮ったときは、茜色の空に太陽がくっきりとした姿を見せ、ゆっくり沈んでいく様子をカメラ越しに覗いて、とても感動しました。
写真2、3は、デートスポットにもなっている「恋人の聖地」というオブジェです。写真3のハート型の影が可愛いですね。(次回は、佐賀市で行われたインターナショナルバルーンフェスタを紹介します。)
*=工場排水に含まれたメチル(有機)水銀が海や川の魚介類を汚染し、それを食べたヒトに発症したメチル水銀中毒。熊本県水俣市で最初に発見されたので、こう呼ばれている