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坂崎和佳 さかざき わか/昭和51年生まれ。美容師歴25年。熊本県球磨郡錦町在住。「ヘアサロンDeaR」を営む傍ら、カメラライフを楽しんでいる。思うように撮れないことも多く、試行錯誤しながら日々奮闘中。生長の家白鳩会員。本誌No.114(2019年9月号)「美のステージ」に登場。

坂崎和佳
さかざき わか/昭和51年生まれ。美容師歴25年。熊本県球磨郡錦町在住。「ヘアサロンDeaR」を営む傍ら、カメラライフを楽しんでいる。思うように撮れないことも多く、試行錯誤しながら日々奮闘中。生長の家白鳩会員。本誌No.114(2019年9月号)「美のステージ」に登場。

 今回は、佐賀市の嘉瀬川(かせがわ)河川敷で、毎年10月下旬から11月上旬、約1週間にわたって開かれる「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」を紹介したいと思います。

 このフェスタは、1980年から始まったアジア最大級の国際熱気球競技大会で、現在は、世界各国から100機を超えるバルーンが参加しています。指定されたターゲットに対し、マーカー(小さな砂袋に吹き流しのついたもの)をいかに近づけて投下できるかを競うものですが、バルーンの優雅なイメージとは違い、とてもエキサイティングな競技です。

 その他、「うまかもん市場」では、佐賀ならではの美味しい食べ物が販売されたり、タレントによるショーやラジオの公開放送なども行われ、子どもから大人まで楽しめるさまざまなイベントが目白押しです。

 私は2018年と19年の2回、このフェスタを観に出かけました。雨や風の影響で直前に中止になることもある、あくまで自然任せのフェスタですが、繊細で美しいバルーンにすっかりハマってしまいました。

 私のようにカメラでバルーンを撮りたい人たちは、会場横の嘉瀬川を挟んだ反対の川原で、夜明け前の暗いうちから場所取りをし、一斉に離陸するバルーンと、そのバルーンが川の水面に映る瞬間を狙うのです(写真1)。

写真2

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 もう一つ見逃せないのは、早朝と夕方の競技飛行と夜間係留(ラ・モンゴルフィエ・ノクチューン)です。特に夜間係留は、数十機の気球が音楽に合わせ、バーナーの炎に照らされて美しく光を放つ、とても幻想的な光景で、誰もが笑顔で眺めていたことが印象的でした(写真2)。

 今年は、残念ながらコロナ騒動のために中止になってしまいましたが、来年の開催を楽しみに待ちたいと思っています。(次回は、11月号に相応しく、球磨郡あさぎり町薬師寺の紅葉を紹介します。)