写真1

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坂崎和佳 さかざき わか/昭和51年生まれ。美容師歴25年。熊本県球磨郡錦町在住。「ヘアサロンDeaR」を営む傍ら、カメラライフを楽しんでいる。思うように撮れないことも多く、試行錯誤しながら日々奮闘中。生長の家白鳩会員。本誌No.114(2019年9月号)「美のステージ」に登場。

坂崎和佳
さかざき わか/昭和51年生まれ。美容師歴25年。熊本県球磨郡錦町在住。「ヘアサロンDeaR」を営む傍ら、カメラライフを楽しんでいる。思うように撮れないことも多く、試行錯誤しながら日々奮闘中。生長の家白鳩会員。本誌No.114(2019年9月号)「美のステージ」に登場。

 今回は、自宅から歩いて行けるところにある田んぼの風景を紹介します。

 私が住む、熊本県の南に位置する球磨郡(くまぐん)錦町(にしきまち)は、町の南部、山の多い地域では梨や桃が作られ、球磨川沿いの平坦部では米の生産が盛んです。

 毎年、5月から6月にかけて田植えが行われますが、以前はあまりに当たり前過ぎて、田んぼの風景などまったく気にも留めていませんでした。ところが、写真を撮り出すようになると、遠くにある名所ばかりでなく、身近なところにも美しい風景があると分かりました。田んぼもその一つです。

写真2

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 田植えに備えて水が張られた田んぼには、風がない日、辺りの風景が鏡のように写り込みます。これをリフレクション(反射)と言います。

 昨年の5月、田植えが始まる一週間ほど前、風が凪ぎ、田んぼの水面に波の立たない日に撮った朝日(写真1)、夕陽(写真2)はとても綺麗で、シャッターを押しながら魅了されてしまいました。水晶玉を使って撮った写真3も、幻想的でまた違った趣があります。

 この時の光景は、今でもありありと目に焼き付いていて、田んぼに水が張られ、田植えの時期が近づいてくるのが楽しみになりました。

写真3

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 天気と風、2つの条件が合うのがなかなか難しいのですが、朝方は比較的風が吹いていないことが多いので、写真を愛好する方は、少し早起きして近くの田んぼまで足を運び、一枚写真を撮ってみてはいかがでしょうか。きっと、遠くの有名な撮影スポットではなくても、目と鼻の先に感動する風景があることに気づくと思います。(次回は、さまざまなところで撮った植物を紹介したいと思います。)