高砂淳二(たかさご・じゅんじ)さん(自然写真家) 「自然や生き物を見て心が揺さぶられるのは、人間が、自然が秘める何かに呼応する感性をもともと持っている、分かっているからなんだと思います」と、愛機を手に語る高砂さん 聞き手/遠藤勝彦(本誌) 写真/堀 隆弘 高砂淳二さんのプロフィール 自然写真家。1962年、宮城県石巻市生まれ。ダイビング専門誌専属カメラマンを経て1989年に独立。世界中の国々を訪れ、海の中から、生き物、虹、風景、星空など地球全体をフィールドに撮影活動を続けている。著書は、『PLANET OF WATER』(日経ナショナルジオグラフィック社)、『night rainbow~祝福の虹』『ASTRA』『虹の星』『夜の虹の向こうへ』『Children of the Rainbow』(以上、小学館)、『Dear Earth』『そら色の夢』『南の夢の海へ』(以上、バイインターナショナル)など多数。写真展を多数開催するとともに、自然のこと、自然と人間との関係、人間の役割などをトークショーやテレビ、ラジオ、雑誌などを通して幅広く伝え続けている。

高砂淳二(たかさご・じゅんじ)さん(自然写真家)

「自然や生き物を見て心が揺さぶられるのは、人間が、自然が秘める何かに呼応する感性をもともと持っている、分かっているからなんだと思います」と、愛機を手に語る高砂さん

聞き手/遠藤勝彦(本誌) 写真/堀 隆弘

高砂淳二さんのプロフィール

自然写真家。1962年、宮城県石巻市生まれ。ダイビング専門誌専属カメラマンを経て1989年に独立。世界中の国々を訪れ、海の中から、生き物、虹、風景、星空など地球全体をフィールドに撮影活動を続けている。著書は、『PLANET OF WATER』(日経ナショナルジオグラフィック社)、『night rainbow~祝福の虹』『ASTRA』『虹の星』『夜の虹の向こうへ』『Children of the Rainbow』(以上、小学館)、『Dear Earth』『そら色の夢』『南の夢の海へ』(以上、バイインターナショナル)など多数。写真展を多数開催するとともに、自然のこと、自然と人間との関係、人間の役割などをトークショーやテレビ、ラジオ、雑誌などを通して幅広く伝え続けている。

ハワイの風土とそこに生きる人々に魅せられて

──世界各地の生き物や自然などを撮影されていますが、これまで何カ国ぐらいに行かれたんですか。

高砂 正確な数字は覚えていませんが、100を超えています。モルディブやパラオなど何度も行っている所もあり、その中でもっとも多く出かけているのが、私が大きな影響を受けたハワイですね。

──ハワイとの縁は、どんなきっかけから?

高砂 私が水中写真カメラマンをしていた1988年、ダイビング雑誌の取材で行ったのが最初ですね。それまでも取材でいろんな南の島に行っていたんですが、ハワイは風がとても気持ちよく、流れてくる音楽やウクレレの音色がしっとりと体に染み込んで、いっぺんで魅せられてしまったんです。

 それから少しずつ通うようになり、2000年の夏には、その頃、幼稚園に通っていた娘の友達の家族が、マウイ島に住むお姉さんの家に遊びに行くというので私たち家族も誘われ、撮影も兼ねてひと月ほどマウイ島に滞在しました。

 現地の友人にウィンドサーフィンを教えてもらったりして楽しく過ごしていたある日、その友人が「面白いハワイアンがいるよ」と、ある男性を紹介してくれたんです。その男性との出会いが、ハワイへの興味をますます深めるきっかけになりました。

これまで出合ったことのない大事な智恵に触れて

──どんな方だったんですか。

自宅の庭で、三つ葉やシソ、レタス、トマト、シシトウなどを育てている

自宅の庭で、三つ葉やシソ、レタス、トマト、シシトウなどを育てている

高砂 カイポ・カネアクアさんという、眼光が鋭い、智恵者といった雰囲気が滲み出ている、渋くてかっこいいハワイアンです。友人の家に時々やって来ては、薬草やロミロミ(ハワイに伝わるマッサージ法)などで、友人が介護している父親を治療してくれていた人でした。

 カイポさんは、私をビーチに案内すると、波打ち際に落ちている海草や生えているハイビスカスなどを摘まんで、これらがどんな病気に効くのか、どんな病気の予防になるのかなどを丁寧に説明してくれました。また、海草やハイビスカスの花びらをちぎって食べさせてくれたりしたんです。

 花を、ましてや真っ赤なハイビスカスの花びらをちぎってむしゃむしゃ食べるなんて初めての経験だったし、ビーチに打ち寄せられている海草にも病気に効くものがあるなんて、全然知らなかったのでとっても新鮮でした。そのとき、それまで生きてきた人生で出合ったことのない、何か大事な智恵に触れたような気がしたんですね。

──それからどうされたんですか。

高砂 カイポさんにお願いし、日本に帰るまでカイポさんの家に通わせてもらいました。その家には、マッサージ用のベッドが一つ置かれているくらいで家財道具はほとんどなく、裕福とは無縁のようでいながら満たされて生活している人のように感じました。

 いろんな話を聞いたんですが、まず教えてもらったのは、心と体の関係でした。病気はいろんな原因で起こるけれども、その多くはその人が持っている感情が引き金になっているというんですね。特に心配したり、怒りがあったりするとてき面で、それによって体に何らかの症状が現れるというんです。

 カイポさんは、「すべて心なんだよ」と言って胸を指差して見せてくれました。そして、心の動きというものはなかなか自在に操れるものではないので、症状に合った薬草やロミロミなどで緩和してあげているというんです。

 ハワイという小さな島で、こんな貴重な人や智恵に接することができたのが嬉しくて、人生のメインイベントに直面したような高揚感を覚えて、一層ハワイに惹かれていったんです。

それぞれの生き物がそれぞれの役割を持っている

──ハワイを象徴する言葉として知られる「アロハ」の意味についても、カイポさんから教わったと聞きましたが。

高砂 そうなんです。カイポさんにその意味を尋ねると、「それはLOVE(愛)だよ」と。人はお互いに助け合って、アロハを分かち合うことが大事だし、そのアロハを学ぶことが人間の大切な役目でもあるんだと教えてくれました。

 人間には他の動物とは違う、特別な役目があるのかもしれないと感じた瞬間でした。

 また、私が持っていた疑問の一つだった、この世にいろんな生き物がいる不思議さについて質問すると、「それぞれの生き物が、それぞれの役割を持ってこの世に生を受けている」というんです。例えば、植物は酸素を作り出す役目のほか、ほかの生き物に食べられて栄養や薬になるという役割を持つ献身的な存在であり、ハイエナやバクテリアなどは、大地を掃除してくれる存在なんだというんですね。

 その話を聞いてなるほどと思いました。私は全部の生き物に人間である自分を投影して、他の生き物に食べられたら「可哀そうに」と思ったり、「植物は食べられっぱなしでいいんだろうか」などと思ったりしていたんです。

 でも、カイポさんの話を聞いて、生き物はみんな違いを持って生きていて、それぞれの個性と役目を全うして生きるのが一番幸せなことであり、そこには何の損得もないんだと分かって、目を開かせられる思いがしました。

“この世の最高の祝福”ナイトレインボーとの出合い

──『night rainbow~祝福の虹』という夜の虹(ナイトレインボー)を撮った写真集がありますが、その虹についてもカイポさんから教えられたそうですね。

高砂 そうなんです。カイポさんのところに通い始めてしばらく経った頃、「ジュンジ、夜に出る虹を知っているか?」と尋ねられました。

ハワイの西マウイ、カアナパリで撮影したナイトレインボー(高砂淳二著『夜の虹の向こうへ』より) 写真提供:高砂淳二さん

ハワイの西マウイ、カアナパリで撮影したナイトレインボー(高砂淳二著『夜の虹の向こうへ』より)
写真提供:高砂淳二さん

 私はまさか太陽が出ていない夜に虹が出るなんて思ってもいなかったので、知らなかったと言うと、「ナイトレインボーは、満月の光が雨にあたって現れるとても珍しいもので、ハワイでは“この世の最高の祝福”と言われているものだ」と教えてくれたんです。

 そんな神秘的な虹があるのなら、ぜひ見てみたいと思ったんですが、それから3日程後に初めてナイトレインボーに出合い、写真を撮る機会に恵まれたんですね。

──そのときの様子を教えてください。

高砂 満月が上ってくるシーンを撮るために、妻や友人たちと西マウイの北側に出かけたんですが、天候の関係で撮影はうまくいきませんでした。しようがないななどと思いながら、夜に車を走らせて帰宅の途に就き、カアナパリというリゾート地の手前まで来たとき、急に雨が降り出したんです。

 目的のシーンを撮れなかったこともあって雨の降る暗い外を眺め、しょんぼりしながら車に揺られていると、後部座席に乗っていた友人が、「あっ、あれ虹じゃない?」と叫んだんです。私は「こんな夜になんで虹が?」と一瞬疑ったんですが、「もしかして、これがカイポさんが言っていたナイトレインボーかもしれない」と思って車を止め、外に出てみたんですね。

 すると雨が降る夜空に、白っぽいアーチが大きく弧を描いてました。反対側を見ると満月がこうこうと輝いていて、この満月に雨が照らされて虹が出ていたんです。そのとき、「これがナイトレインボーだ!」と分かりました。

予想を遙かに超えた大自然の微笑み

──どうやって撮影されたんですか。

高砂 神秘的な光景を目の当たりにして圧倒されそうになりながらも、どうやって撮影するか必死に考えました。電線や家並みが入り込む幹線道路沿いではダメなので、虹が消えないことを祈りながら、イチかバチか、近くの海辺まで大急ぎで移動したんです。

 するとナイトレインボーは、まだしっかりと夜空にアーチを描いていたので、満月の撮影をしようと思って持ち合わせていた高感度フィルムをカメラに詰め、急いで三脚にセットしました。海の上に現れた、“この世の最高の祝福”であるナイトレインボーに、私のカメラは完璧な位置関係で対峙することになったんです。

 予期しないときに、予想を遥かに超えた、大自然が微笑みかけてくれる瞬間を目にして、自然写真を撮る者への自然からの“最高の贈り物”だと思いました。今、この瞬間が夢の中なのか、現実に起こっていることなのか、本当に分からなくなるほどでした。

──聞いているだけで、その場にいるような気持ちになる話ですね。

高砂 ところが、あまりの暗さにカメラの露出計が動かないんです。でも、絶対に失敗したくなかったので、勘で露出を設定し、雨に濡れているのも忘れて、祈るような気持ちでシャッターを切りまくりました。撮影している間中、ゾクゾクしっぱなしでした。

自著の写真集を手に

自著の写真集を手に

 星もちらほら見えている夜空に、一見白っぽい、だけどよく見ると7色の虹がうっすらと架かっている。昼間の虹が現実の虹だとすると、ナイトレインボーは、まるで心象風景のように思え、とても神秘的な光景でした。

 それまで何度もハワイに来ていましたが、出合ったことがなかったナイトレインボーに、カイポさんから話を聞いてすぐ見ることができ、こういう不思議な巡り合わせがあるんだなと思いましたね。

 このときの感動から、『night rainbow~祝福の虹』という写真集を出し、その後、ハワイやアメリカ本土、ニュージーランド、タンザニアなど世界各地の虹を追いかけて、『虹の星』という写真集を出版するきっかけになったんです。

天空の鏡、奇跡の湖ウユニ塩湖での感動

──世界の絶景と言われている場所にも行かれて、『光と虹と神話』(山と渓谷社)という写真集を出されていますが、特に印象に残っている所を紹介していただけますか。

高砂 「天空の鏡、奇跡の湖」と言われているボリビアのウユニ塩湖がその一つで、文字通りの絶景でしたね。ここは、雨期の間の何カ月かだけ、四国の半分ほどもある広大な塩原に、浅く、薄く氷が張って、“天空の鏡”と呼ばれるウユニ塩湖が出現するんです。

 雲の形、空の色、湖面にいるフラミンゴや人物などのすべてが、白い塩でできた明るい湖底のおかげで、暗く落ち込まず、ほぼそのままの明るさで湖面に映り込みます。風が吹いてきても荒れることはなく、水深が2、3センチのところではさざ波さえ立たず、湖面に映った世界と現実の世界とが合わさって、どこまでが湖面でどこまでが空なのか、その境界線がほとんど分からない、まるで天空のような世界でした。

──そういう光景を目にしたときには、どんな思いになるものなんでしょう?

高砂 新月の夜に初めて塩湖に立ったときのことです。闇を埋め尽くしている星々がそのまま静かに湖面に映り込み、上も下も前も後ろも、すべてが星々に囲まれてしまいました。そのとき、まるで宇宙に投げ出されてしまったかのような不思議な感覚を覚えました。

 ウユニ塩湖は、富士山とほぼ同じ標高(3,700メートル)であるにもかかわらず、周りにサンゴの化石があちこちに見られ、太古の昔は海底であったことを物語っていて、地球は隆起や沈降、天変地異を繰り返しながら、悠久の時間を生き抜いてきたんだということを実感しました。

危機的な状況に陥っているモルディブのサンゴ

──ほかにも、印象に残っている所があったら教えてください。

高砂 リゾート地として知られているモルディブがそうですね。モルディブは、サンゴでできた島で、空から見るとエメラルドグリーンの環礁がまるでネックレスのように連なるきれいな所で、初めて行ったときは、本当に驚きました。

「BIRD ISLAND 100種を超える鳥たちのパラダイス バード島(セーシェル)」。高砂淳二著『光と虹と神話』より 写真提供:高砂淳二さん

「BIRD ISLAND 100種を超える鳥たちのパラダイス バード島(セーシェル)」。高砂淳二著『光と虹と神話』より
写真提供:高砂淳二さん

 サンゴが陸地(サンゴ礁)を作り、海の生物に棲み処や栄養分を提供し、その生物を人間がいただくといった具合いで、サンゴあってこそのモルディブなんですが、その一方で、サンゴが危機的な状況に陥っている現状を目にしました。これは、モルディブだけでなく世界的にもそうで、温暖化による海水温の上昇や水質変化などで、サンゴが急速に死滅してしまっているんですね。

──特にモルディブが、大きな影響を受けている?

高砂 そうなんです。8割以上のサンゴが死滅してしまっているといわれていて、何度目かに訪れたときには、海の中がガレ場(*)になっていたのを目撃して、大きなショックを受けました。

 その上、モルディブは平均海抜が1.5メートルと低く、温暖化によって海水面が1メートル上昇すると、国土の80パーセント以上が水没してしまうので、国民の移住が真剣に検討されていると聞きました。

心の姿勢を変えれば自然や生き物は応えてくれる

──お話を伺うと、人間の活動が自然に大きな影響を及ぼしていることがよく分かります。ところで、自然や生き物を撮るときは、どんな心構えで臨んでおられるんでしょうか。

高砂 海に潜ってあるクジラの親子を撮影していたとき、こんなことがありました。生まれてまだ間もない体長3メートルほどの子どものクジラが、つぶらな大きな瞳を輝かせて、「遊ぼうよ」と言わんばかりに、私に超接近してくれて、いい写真が撮れたんです。

 なぜだろうと思って、ふっと気づいたのは、「あっ、クジラがいた。撮るぞ」というのではなく、相手が逃げる前にクジラと近くにいる瞬間を楽しむ、そういう心の余裕が自分にあったということでした。一方的なアプローチから、リスペクト(尊敬)をもって相手の気持ちを考え、時間をかけて近づくというやり方に変わることで、私へのクジラの警戒心が解けただけでなく、好奇心に変えることができたからなんだと思ったんです。

 自然も同じで、ずけずけと自然の中に入っていって、何かいいものはないかと写真を撮るのではなく、素晴らしい、美しいとリスペクトする気持ちを持てば、自然もこちらに微笑みかけてくれるんですね。

 人間が自然に対する心の姿勢を変えれば、自然はそれに応えてくれるという経験を何度もしてきているので、自然と人間との関係は、人間の心次第で、まだまだ発展させることができると思っています。

グレートバリアリーフと出合いカメラマンの道に進む

──写真家になられたのは、どんなきっかけからだったんでしょうか。

高砂 宮城県石巻という海辺の町で生まれ育った私は、ものごころついた頃から、食べるものから遊ぶことまで、すっかり海大好き人間になっていました。大学ではどういうわけか電子工学を専攻したものの、どうしても合わず、1983年、20歳のときに大学を休学してオーストラリア放浪の旅に出ました。

 そこで、世界最大のサンゴ礁地帯として知られるグレートバリアリーフに行ったとき、私が生まれ育った海とはまったく違う種類の、明るくて透明な、サンゴの生えた嘘のように美しい海に、初めて出合ったという気がしたんですね。あまりの美しさにダイビングをすると、海に体が溶け込んでいくような感覚になり、海中のカラフルさなどにすっかり魅せられて写真を撮り始めたんです。この経験が、この後の人生を決めることになりました。

 「こんな楽しいことを仕事にしたら、どんな素晴らしい人生になるだろうか」と思って、帰国後、独学で写真を学んで水中写真をメインにしたカメラマンになり、ダイビングの雑誌社で3年働きました。

──その後、どうされたんですか。

高砂 一時期、体の不調からダイビングができなくなったため雑誌社を辞め、フリーのネイチャーカメラマンとして独立したんです。それから海だけでなく自然全体を撮るようになり、気づいたら世界100カ国以上の国々を回って写真を撮るようになっていたという具合いです。 

 今思うと、興味があること、好きなことを中心に写真を撮り、いろんな人に話を聞きながら、“なりゆき”という流れに乗って生きてきたら、40年以上過ぎてしまったという感じですね。

叡智とテクノロジーを駆使して地球との接し方を変えていきたい

──長い間、自然や生き物を撮り続けてこられて、今、思うのはどんなことですか。

自宅の仕事場で

自宅の仕事場で

高砂 私が写真を撮って世界を回るようになった1980年代は、インターネットなどなく、地球には未知の世界が無限に広がっていました。日本ではバブル景気も手伝って、老若男女が世界との出合いを求めてどんどん旅に出たものです。私の経験からしても、自然も海も街も驚きや美しさに満ち溢れていました。

 その後、インターネットという便利なものができて、世界中の情報をいとも簡単に共有できるようになり、世界がどんどん狭く小さくなっていきました。と同時に、地球の資源は有限であり、人間のさまざまな活動によって自然環境が変化し、決して大きくはない地球圏内で、地球のエコシステムを超えた、今の人間の生活の後始末をするのは、難しいことであるとも知ったわけです。

 しかし、人間には、果てしない欲望がある代わりに智恵も愛もありますから、これからは、さまざまな叡智とテクノロジーを駆使して地球との接し方を変え、新たな進化を遂げていけたらいいなと思っています。

 今年(2022)2月には、新しい写真集『アロハ』を出版する予定です。

──新刊書、楽しみにしています。
(2021年11月1日、インターネット通信により取材)

*=海の底で岩や死んだ珊瑚が積み重なっているところ