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坂崎和佳 さかざき わか/昭和51年生まれ。美容師歴25年。熊本県球磨郡錦町在住。「ヘアサロンDeaR」を営む傍ら、カメラライフを楽しんでいる。思うように撮れないことも多く、試行錯誤しながら日々奮闘中。生長の家白鳩会員。本誌No.114(2019年9月号)「美のステージ」に登場。

坂崎和佳
さかざき わか/昭和51年生まれ。美容師歴25年。熊本県球磨郡錦町在住。「ヘアサロンDeaR」を営む傍ら、カメラライフを楽しんでいる。思うように撮れないことも多く、試行錯誤しながら日々奮闘中。生長の家白鳩会員。本誌No.114(2019年9月号)「美のステージ」に登場。

 今回は、有明海の干潟(ひがた)の風景を紹介したいと思います。

 九州の西部にある有明海は、福岡、佐賀、長崎、熊本の4県にまたがる九州最大の湾で、その水域面積は1700平方キロメートル、干潟面積は188平方キロメートルで、日本最大の広さを誇っています。それだけではなく、この中にある新籠(しんごもり)干潟は、シギやチドリなどの渡り鳥の中継地、重要生息地としてラムサール条約湿地(*)に登録されているほか、ムツゴロウも有名です。

上:写真2/下:写真3

上:写真2/下:写真3

 写真1は、2019年7月、手前に干潟、奥に漁船、その上に沈みゆく夕陽を撮影したものです。この日の夕陽は一段と赤く、干潟にその残照が映り込んでいて、心に残る一枚となりました。

 また、有明海苔の産地としても知られる有明海は、海苔の養殖が盛んで、2019年の10月に訪れたときには、美しい砂紋(手前)の先で、海苔の養殖に精を出す船の姿を写真に収めることができました(写真2)。

 写真3は、本誌No.123(2020年6月号)でも紹介した、有明海に面する御輿来(おこしき)海岸での一枚です。御輿来海岸には何度も通っていて、この写真は、2020年3月の夕方、干潟の砂紋にズームインしていたとき、フレームに入ってきた人の姿を入れて撮影したものです。たまたま撮れた写真ですが、印象深く覚えています。

 有明海は、行くたびに新しい発見がある場所なので、これからもチャレンジし続けたいと思っています。(次号では、1月号にふさわしい、宮崎県日向市大御神社と昇龍の光を紹介します。)

*=1971年、イランのラムサールという都市で開催された国際会議で採択された、湿地に関する条約。正式名称は、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」だが、採択の地にちなみ、一般に「ラムサール条約」と呼ばれている