siro142_chubo_1食堂内にオープンした「もったいない市場」。オフィス職員が昼休みに野菜を買い求める不定期の特設市場だ。食堂に有機野菜を納める農家が、市場に出せず廃棄していたものの十分に食べられる裂けた人参や傷んだ玉ねぎなどを提供し、毎回ほぼ完売している。職員は有機野菜を格安で購入でき、農家は心を込めて育てた野菜を廃棄せずに済む。フードロスの改善にもなる、ウィン・ウィンの取り組みである。

 

食堂のレシピ

黒酢あんのコクで味が引き立つ
わかさぎの黒酢あんかけ

 

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●材料(4人分)
わかさぎ……240g
チンゲン菜……1株
きくらげ(乾)……4g
人参……1/2本
玉ねぎ……1/2個
ぎんなん(水煮缶)……20g
白菜……3枚
サラダ菜……適宜
〈調味料〉
菜種油(炒め用)……小さじ1
水……100cc
中華だし……小さじ1/2弱
砂糖……大さじ2
しょうゆ……大さじ2
塩……小さじ1/2
黒酢……大さじ1強
片栗粉(とろみ)……小さじ3
片栗粉(まぶし)……大さじ5

●作り方
① 玉ねぎは2〜3cm四方のザク切りに、白菜は3cm四方のザク切りにする。きくらげは水で戻して細切りにし、人参は短冊切りにする。
② チンゲン菜は3cm長さに切り、サラダ菜は一口大に切る。ぎんなんは、缶を開けて水切りする。
③ わかさぎは水洗いして水気を切っておく。片栗粉をまぶして、油で揚げる。
④ フライパンに菜種油を入れて加熱し、①の玉ねぎ、白菜、きくらげ、人参を入れて炒める。油が全体になじんだら、火加減を中火にし、水、ぎんなんを入れて炒め煮にする。
⑤ 野菜に火が通ってきたら、②のチンゲン菜を入れ、中華だし、砂糖、しょうゆ、塩を加え、サッと煮る。水溶き片栗粉でとろみをつけ、黒酢を加えて混ぜ合わせる。
⑥ 器に②のサラダ菜と、③のわかさぎを盛り付けて、⑤の黒酢あんをかける。

Point
わかさぎにまぶした片栗粉は、少し時間をおくことで水分となじみ、揚げ上がりがカリッとします。黒酢は仕上げに入れることで酢の風味が活きます。