3人目の子どもを中絶しました。すごく悩みましたし、夫婦で何度も話し合いましたが、育てるのは経済的に無理だと判断しました。それでも手術後から、どうして産んであげられなかったんだろう、と後悔しています。もし生まれたらどんな顔だったのかな、笑い声は? などと考えると、涙が止まりません。(B子・35歳)
辛かったですね。ご夫婦で何度も話し合い、その時はそう決心されたのですね。でも、お腹に宿ったわが子が愛おしく、後悔される気持ちは、痛いほど分かります。涙が枯れるまで何度でも謝って下さい。心で抱っこしてあげて下さい。美味しいおやつを一杯供えてあげて下さい。
生長の家の「懺悔の神示(*1)」には、「心に省みて罪ありと思うものは、教えの先達に包むところなく懺悔すべし。(中略)されどまた罪を一旦懺悔したる以上は、再びその罪に心を捉えられて、神の分心なる自己の心を苦しむることなかれ。罪は懺悔と共に消ゆるなり。(中略)真に懺悔せる後は汝ら心安かれ。汝らは吾が真子なればなり」と説かれています。
私もかつてあなたと同じ体験をし、罪の意識に苛まれ続けました。しかし、この神示によって罪は懺悔と共に消えるのだと教えられ、光の世界へ生まれ変わることができました。月日が過ぎ子どもが生まれると、いつも流産児さんに「弟達を守ってね」と祈り続けました。
『新版 人生を支配する先祖供養』(生長の家創始者・谷口雅春著、日本教文社刊)には、「人工流産は、折角生まれ変る必要を感じて受胎して来た霊魂を強制的に霊界に復帰せしめるのであるから、これは大変な霊魂に対する冒涜であり、(中略)その霊魂は非常にショックを受けるのである」(66ページ)と書かれています。「悪本来無し」の真理が説かれている聖経『甘露の法雨(*2)』を読誦して、供養してあげて下さい。
宇治別格本山(*3)では流産児の永代供養を行っています。ぜひお祀りされてはいかがでしょうか。
心から懺悔された後は、家族仲良く前向きに生きていって下さいね。それが一番の供養になると思います。流産児さんは、あなた方をきっとお守り下さると思います。
*1 生長の家創始者・谷口雅春先生に下された言葉
*2 生長の家のお経のひとつ。現在品切れ中
*3 京都府宇治市にある生長の家の施設。宝蔵神社や練成道場などがある
*回答者 桝谷栄子
生長の家福岡教区地方講師。CO2を出さないように、最寄りの駅までいつも自転車で行っている
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