
松﨑いづみ
長崎市在住。2017年8月に36歳で結婚。夫と2人暮らし。菜園ができる広いベランダが、新居の決め手となった。今年はプランターで芋掘りを楽しみにしている。髪の毛を寄付するヘアドネーションのために髪を伸ばし中。生長の家長崎南部教区青年会員。
次のデートの日がやって来ました。彼との会話はやはり楽しくて、あっという間に時間が過ぎました。
楽しい時間の中に、彼が家族を大切にしていることや、とても思慮深く、思いやりがあって、人の喜びのために動ける人であることが感じられて、温かい気持ちになりました。
その帰り、公園で話をしました。そのとき彼から、「お付き合いしてもらえませんか?」と、今までにないくらいの緊張感を持って真剣に気持ちを伝えられました。全身から伝わる誠実さに私の不安は消え、「はい、よろしくお願いします」と答えました。
それから3カ月後、プロポーズを受けました。あまりのスピードに自分でも驚きましたが、両親はもちろん、祖母や親戚、青年会(*1)の仲間もとても喜んでくれました。気にしていた年の差も、彼のご両親は全く問題なく受け入れて下さり、結婚が決まりました。

イラスト/石橋富士子
結婚式では、十二単(じゅうにひとえ)を着た私の隣に衣冠束帯に身を包んだ彼。私が望んでいた皇族のような式を挙げることができ、たくさんの方に祝福されて、私たちは夫婦になりました。
結婚してからは、自宅で誌友会(*2)を開いたり、一緒にお祈りをしたり、夫婦で生長の家の教えを信仰できる喜びを感じています。生長の家青年会での伝道活動はあまりやっていなかった主人でしたが、今は教区青年会副委員長として頑張っています。
結婚する10年以上前から、魂の半身さんを聖使命会(*3)に入れていましたし、祖母や両親をはじめ多くの方が私の結婚を祈り、祝福の念を送って下さっていました。しかし、私は結婚したいと言いながら、心の奥底には不安があり、アクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態だったのだと思います。
「神の心の中には唯ひとり、私の魂の半分が存在するのである。わが魂の底の底なる自覚にはその相手がどこに今いるかを知っているのである。どこに私の魂の半分がいようとも、愛は磁石的な力であるから、自分の魂の半分が必ず相互から近づくことになって、調和して祝福された状態で結ばれることになるのである。神様、わが半分の魂を造りたまい、幸福なる結婚にまで導き給いつつあることを感謝いたします」
『私はこうして祈る──人と時と場合に応じた祈り』(生長の家創始者・谷口雅春著、日本教文社刊)のこの祈りに出合ったことで、「一番いい時に、一番いい人が現れ、結婚できる」と心から信じ、自分自身の存在を真に喜んだ時に半身さんが現れてくれました。素晴らしいご縁に恵まれ、信仰生活を続けながら、夫婦で互いに讃嘆し合う日々が送れることに幸せを感じています。
*1 12歳以上40歳未満の生長の家の青年男女の組織
*2 教えを学ぶつどい
*3 生長の家の運動に賛同して献資をする会