大量生産・大量消費のサイクルから離れて、手作りすることで見えてくる、本当に大切なこと。クラフトの時間には、豊かな生活や、心穏やかに過ごすためのヒントがたくさん。

上:玉ねぎの皮とミョウバンで鮮やかな黄色に染まった布を、日光に当てて乾かす/左下:玉ねぎの皮を煮出した染液に、染めたい生地を入れる。その後、火を消してしばらく置き、色落ちがなくなるまで水洗いをする/右下:柔らかい色に染まった田中さんの草木染め。染料は左から、玉ねぎの皮、黒豆(いずれもミョウバン媒染)、紅葉(鉄媒染)

上:玉ねぎの皮とミョウバンで鮮やかな黄色に染まった布を、日光に当てて乾かす/左下:玉ねぎの皮を煮出した染液に、染めたい生地を入れる。その後、火を消してしばらく置き、色落ちがなくなるまで水洗いをする/右下:柔らかい色に染まった田中さんの草木染め。染料は左から、玉ねぎの皮、黒豆(いずれもミョウバン媒染)、紅葉(鉄媒染)

 草木染め。ちょっと難しそうで、やり出すまでは腰が重い。でも始めてみると夢中になる。そして必ず幸せになれる。そんな感じがします。

 落ち葉、花びらなど、自然にある沢山のものが染料となるので、外へ出かけて夢中になって探すことがあります。でも最近は、玉ねぎの皮や黒豆の煮汁を使って、キッチンで料理をしながら気軽に染めることも大好きです。媒染を何にするかによって、染め上がる色が違ってきます。(ただし食品と混ざると危険なので、キッチンで銅を媒染にするのはお勧めできません)

「色ムラができてしまった」「この色の具合はどうかな」と染めたばかりのときは不安に感じることもありますが、干して仕上がりを見ると、調和した色に仕上がるものです。草木染めのものが身近にあると心が落ち着く感じがします。

 本格的に草木染めをするのは大変と思われる方には、玉ねぎで染めるのをおすすめします。薬局で売っているミョウバンと乾燥させた玉ねぎの皮だけで綺麗な黄色に染まりますよ。挑戦してみてはいかがでしょうか。(田中翔子・SNIクラフト倶楽部