岸田裕子(きしだ・ひろこ) 三重県出身、奈良県在住。令和元年に31歳で結婚。新しい生活にも慣れてきて、仕事と家事を楽しんでいる。2019年は庭で万願寺とうがらしを育てた。2020年はプランター菜園に挑戦。

岸田裕子(きしだ・ひろこ)
三重県出身、奈良県在住。令和元年に31歳で結婚。新しい生活にも慣れてきて、仕事と家事を楽しんでいる。2019年は庭で万願寺とうがらしを育てた。2020年はプランター菜園に挑戦。

 季節は5月、6月と過ぎていき、私は9月の三重教区の講習会と、10月に開かれる東海ブロック共催青年練成会(*1)に向けて忙しくなっていきました。

 このような大きな行事の企画や準備、推進をするのは初めてで、どうしたら良いか悩んでいました。彼からのメッセージは途絶えていたので、返事は返ってこないと思いましたが、書いて送るだけでもすっきりすると思い、もやもやした悩みを書いて送りました。

 すると次の日、彼から着信があり、少しの時間でしたが、私の話を真剣に聞いて解決策を考えてくれました。その日の夜、寝る前にまた不安な気持ちが湧いてきて、少し遅い時間でしたが、電話で話を聞いてもらいました。その時に私の不安な気持ちを受け止めて、頑張りを認めてくれ、優しくあたたかい言葉で私を満たしてくれました。彼は自分の奈良教区のこともあるのに、私の一言一言に耳を傾けてくれて、「奈良と三重はペア教区ですから、またいつでも相談してください」と言ってくれました。

イラスト/石橋富士子

イラスト/石橋富士子

 電話が終わった後、感謝と感動で胸がいっぱいになりました。そして、ドキドキしていました。不安は消えて、その日はゆったりとした気持ちで眠ることができました。「この人は自分のことを分かってくれる、そしてとても真剣に寄り添ってくれる。私も彼のためにできることがあれば、力になりたい」と強く思いました。そして、東海ブロック共催青年練成会の準備はスムーズに進んでいきました。

 8月になり、三重教区の講習会まであと1カ月となった時、今度は講習会の推進に行き詰まりました。参加者が増えない、でもどうやって推進すれば良いか分からないと悩み、彼に電話をしてみました。生憎その日、彼は都合が悪く、後日、時間を作ってくれました。

 彼は推進をどのように行っているか、細かく丁寧に教えてくれました。気がつくと、彼のアドバイスをノート2ページにびっしりとメモしていました。三重教区の講習会の大盛会も祈ってくれました。そして講習会当日、彼は私のところに挨拶に来てくれて、私は会えたことがとても嬉しく感じました。青年会(*2)の成果は前回を上回り、感謝の気持ちで満たされました。

 10月の青年練成会も無事に終わり、私は12月に開かれる奈良教区の講習会の大盛会や、彼の幸せを想い、彼から忙しくて返事が来なくても、幸せでいてくれるなら、それが自分の幸せだと思えるようになりました。

 すると、12月の講習会が終わったら彼に会えることになりました。私の都合で二人で桜を見に行けなくなってから8カ月が経っていました。奈良の講習会が盛会に終わり、青年会の成果も前回を上回って、彼も嬉しいだろうと思うと、とても幸せな気持ちになりました。(つづく)

*1 合宿形式で教えを学び、実践するつどい
*2 12歳以上40歳未満の生長の家の青年男女の組織