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siro72_Q_A_Q5歳になる息子の喜ぶ顔が見たくて、以前から玩具を欲しがるままに買い与えていました。最近では私が自制して拒否すると、火が付いたように泣きます。将来のことを考えれば、厳しい態度で臨まないといけないのでしょうが、かんしゃくを起こしている時は言うことを何も聞いてくれず、困り果てています。(A子・34歳)

 自我が芽生える5歳頃の男の子がかんしゃくを起こすのは、健全に育っているからで、将来のことを心配する必要はありません。ただ、かんしゃくを起こすからと言って「もの」を買い与えたり、感情的に怒ったりして言うことを聞かせるのではなく、お子さんとの間にルールを作って、辛抱強く「ダメなものはダメ」ということを繰り返し教えていくのも大切です。

 私も長男が小さい頃を振り返ると、育児の本を読んで、ああしなくては、こうしなくてはと、子どもの悪い所が目についてしまい、思うようにいかないとイライラして怒っては、寝顔に謝ったこともありました。

 そんな時、母親教室(*)で教わった「あなたが生れてきたことが ただ ありがたく うれしくて ママはネ あなたが好きでたまらない」という『わが子よ ありがとう』の歌を心で繰り返すと、「良いしつけをしなくては」と焦る心が落ち着き、「生まれてきてくれて、ありがとう」と感謝の思いが湧いてきました。

 子どもの心は「もの」で満たされるものではありません。「もの」を買い与えるのではなく、お母さんの心や手をかけることが大切です。子どもはお母さんが大好きですから、「愛されている」という思いに満たされていると「もの」をほしがらなくなるものです。

 人は誰にでも「愛されたい」「認められたい」「ほめられたい」「お役に立ちたい」「自由でありたい」という願望があります。特に幼少期は「愛されたい」という思いが強いですから、機嫌の良い時にしっかり抱きしめてあげたり、お子さんの好きなご飯を手作りしたり、絵本を読んであげましょう。お母さんの温かい手を感じると、子どもの心は安定します。

 親も子も共に成長していきます。まず鏡に向かって「生まれてきてくれて、ありがとう」と自分自身に言ってみてください。そして、ぜひお近くの母親教室に参加され、子育てという宝の時間を明るく送られることをお祈りいたします。


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*回答者 森田美穂
生長の家本部講師補。三男一女の母。災害時にも役立つ乾物レシピに、興味をもっている。