生長の家との出合いは、平成元年に長男が、その2年後に次男が生まれ、育児に夢中になっている時に、義母から「母親教室(*1)」のことを聞き、通い始めたのがきっかけでした。

 その当時、私の心を強く教えに振り向かせてくれたご本が、故・徳久克己先生の『運のいい子の育て方』(日本教文社刊)でした。「だれでも、自分のなかに、『無限の可能性』が、既にありましても、それを自覚しないと、出てもこないし、使うこともできません。(中略)だれかが私の洋服のポケットに、100万円、私の知らないうちに、いれておいてくれたとしましても、私がそれに気づかない間は、無いと同じことで、それを使うことができません。気がつけば、それをいくらでも使えるのです」(上巻、64〜65ページ)とあり、教育とは、「人間には無限の可能性があると気づかせること」だと説かれていたのです。子どもの教育に暗中模索していた私は、「これだ! この答えを求めていたんだ」と思い、一遍に虜になりました。

イラスト/せのおりか

イラスト/せのおりか

 そして、毎月の母親教室では、沢山のことを学び、「父母への感謝が幸福になる第一のもと」という教えが心に強く残りました。父は家の経済状況に関係なく、自分の周りに集まる友人にお酒などを振る舞うことの好きな人でした。それだけでなく、女性問題が後を絶たず、母はその都度、悲しみや怒りをぶちまけていました。いつしか私は両親を軽蔑するようになり、そんな両親から生まれた自分に対しても、自暴自棄になっていた頃もあったのです。

 両親に対して不満ばかりを抱いていた自分の気持ちを「感謝の思い」へと変えることは、生長の家の「人間は神の子である」という教えを知らなければ出来なかったと思います。私は両親の子である前に「神の子」であり、自分と同じように両親も「神の子」だったのだと知りました。さらには、両親にもいろいろな事情があったのだと理解する気持ちが芽生えると、「両親にも良い所がたくさんあった」と気づくようになったのです。おかげで、今では両親への心のわだかまりもなくなって、感謝できるようになりました。

 現在、私たち夫婦は、夫の両親が建ててくれた家に、高校3年生の末娘と3人で住み、日々の家事と在宅ヘルパーのパートの仕事に加えて、生長の家白鳩会(*2)の活動を、感謝と真心を持って行うことを目標にしています。

 家庭内では母として、末娘の相談に乗ったりして、女性同士楽しく語らっています。娘も幼い頃から生長の家の教えを聞いて育っていて、信仰の話をしてもわかってくれる幸せな関係です。夫は心が広く、私のことを理解してくれていますが、多忙なため、私は毎朝の食事に愛情を注いでいます。

 白鳩会の活動では、昨年(2019)秋に、白鳩会の北見教区連合会長を拝命しました。事務局長や副会長と心を合わせ、会員の方々の幸せを祈りつつ、喜びの輪を広げていけたらと願っています。北見の信徒の皆さんは信仰心が篤く、純粋な方ばかりです。皆さんの持っている潜在能力を色々な場面で発揮して頂けるように、白鳩会活動に喜びと希望や目標を持って進んでいけるよう努力していきたいと思っています。

I.S.(生長の家地方講師)
生長の家白鳩会北見教区連合会長。中学の頃はフランス映画に傾倒し、アラン・ドロンのファン。最近は、毎朝のラジオ体操をかかさず行っている。

*1 母親のための生長の家の勉強会
*2 生長の家の女性の組織