大量生産・大量消費のサイクルから離れて、手作りすることで見えてくる、本当に大切なこと。クラフトの時間には、豊かな生活や、心穏やかに過ごすためのヒントがたくさん。

左上:接着芯に端切れを並べる/左下:以前使っていたバッグから取り外しておいたファスナーと持ち手を使った/中:ミシンのジグザグ縫いで縫い付けて1枚の布に。/右:完成したバッグとショルダーバッグ。モザイクのようなカラフルな柄が印象的だ

左上:接着芯に端切れを並べる/左下:以前使っていたバッグから取り外しておいたファスナーと持ち手を使った/中:ミシンのジグザグ縫いで縫い付けて1枚の布に。/右:完成したバッグとショルダーバッグ。モザイクのようなカラフルな柄が印象的だ

 これまで布で様々なものを作ってきましたが、完成すると同時に出来るのが色々な形の沢山の端切れです。この端切れをジグソーパズルのように並べ、1枚の布にしてバッグを作ることを思いつき、同じ柄の端切れを全部出してきました。

 手元にあった接着芯をバッグの大きさに切り、その上に端切れを並べて、布の境を少し重ねて縫い付けていきます。面倒なようですが中々楽しく面白い作業です。すき間が出来た部分には小さな端切れが生かされます。1枚の布になっただけで、かなりの達成感があります。ファスナーと持ち手は以前使っていたバッグから外して取っておいた物を使い、裏地にポケットも付けて完成しました。まだ残っている端切れは、先に接着芯に貼って切り抜き、それを重ねて1枚の布にしてショルダーバッグが出来ました。

 どんなに小さな端切れも、この方法ならパズルを楽しむように1枚の布に再生できます。普通に布から作るより一層愛おしくて、「良かったね!」とバッグに話しかける私がいます。端切れを生かし、また何か作りたいと思いました。(大西淳子・SNIクラフト倶楽部