もっとやりがいのある仕事がしたくて転職したのですが、焦って労働条件がよくない会社に入ってしまいました。前の職場がどれだけ恵まれていたかと思うようになり、何のために転職をしたのだろう、あの時踏みとどまっていたら……と、毎日落ち込んでいます。どうしたら気持ちを切り替えられるでしょうか。(B子・34歳)
今よりもやりがいのある仕事を求めて転職されたあなたは、人生を前向きに生きる素晴らしい女性ですね。
実は、私もかつて転職を繰り返していました。そして、あなたと同じように転職を後悔したり、思った職場と違う、と悩んだことがありました。
そんなとき、私は生長の家の教えを学び、それまでの自分の生き方を振り返りました。すると自分にとっての損得や、条件で仕事を選んでいたことに気づきました。それからは、人のため社会のために働こうと決め、今を精一杯生きようと気持ちを切り替えました。そして、それまでの職場に感謝できたとき、やりがいを感じ、自分にとって一番ふさわしいと思える職場に出合うことができたのです。
生長の家では、自分の周囲の環境は、自分の心を映し出していると教えています。私たちの心が良い面、明るい面へ向くと、周囲の環境も明るく映し出されるのです。ですから、努めて明るい面を見つめることをお勧めします。
まずは、どんなに小さなことでも構いませんから、自分自身の良いところや仕事でできたこと、さらには、今の職場の良いところや、一緒に働く皆さんの良いところを一つ一つ探し、ノートに書き出してみてはいかがでしょうか? 書くことで、見つけたことが心に強く印象づけられます。
生長の家には、物事の明るい面や感謝することを書く『日時計日記』(生長の家白鳩会総裁・谷口純子監修、生長の家刊)があります。『日時計日記』を毎日書くことで、心の向きが変わります。自分に自信がつき、恵まれた環境にいることに気づき、感謝の気持ちが生まれてきます。そして、小さなことにも感謝できる心境になったとき、私たちは自然に、今の職場が一番自分にふさわしく、素晴らしいということに気づくことができます。
あなたのこれからの生活が感謝に満たされて、幸せな毎日を送られることを、心からお祈りいたします。
*回答者 田上志保
生長の家国際本部勤務。山梨教区光明実践委員。毎日『日時計日記』に良いことが書けることを喜んでいる。
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