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siro72_Q_A_Q私が勤めている職場では、雑談で芸能人のゴシップや政治の批判をよくしています。明るい話題じゃないし、いい気持ちはしませんが、狭いフロアなので会話が耳に入ってきます。周りに合わせるのはストレスですし、かといって会話に入らないと周りから浮いて辛いです。どうしたらいいでしょうか。(B子・31歳)

 一日の大半を過ごす職場では、和気あいあいとした雰囲気で過ごしたいと誰もが願うものですね。優しいあなたは「人の悪口や暗い話題を話したくない」という気持ちと、「職場の人と仲良く楽しく過ごしたい」という2つの相反(あいはん)する気持ちに悩み、つらい思いをされているのですね。

 教職に就く私は、現在、高校でクラス担任をしています。人間関係の悩みを抱えた生徒にいつも伝えていることは、「相手の悪い面ではなく、良い面を見る」ということです。生長の家には「唯心所現(ゆいしんしょげん)」という教えがあります。現象世界は「唯(ただ)、心が現した所のものである」ということです。

 あまり聞きたくない内容の雑談をする職場の同僚の皆さんにも、素晴らしい面がたくさんあるはずです。その良い面を認め、あなたが心の中で思い描くことによって、普段意識していない心の奥底の意識(潜在意識)が変わり、あなたが望んでいる通りの職場に必ずなっていきます。

 しかし、現在あなたがつらい思いをされているように、現象世界では様々なことが起こるため、良いことよりも悪いことに気持ちが向きがちです。そのため、意識的に良いことのみを心に印象づける練習が必要です。そこでぜひ活用していただきたいのが『日時計日記』(生長の家白鳩会総裁・谷口純子監修、生長の家刊)です。これは、生活の中の明るいことや良い出来事を書いていく日記です。

 ぜひこの日記に、同僚の皆さんを讃嘆する言葉や感謝の気持ちを書いてみて下さい。現象世界には心で認めたもののみが現れますから、あなたの心が変わることで、現在の状況も好転していきます。

 また、この世界には似たものが引き寄せられる「親和の法則」がありますから、心が明るく変わることで、明るい出来事が集まってくるようになり、幸福な人生を歩むことができるようになっていきます。

 あなたの問題が解決し、さらに素晴らしい日々を送ることができるよう、お祈りしております。

*回答者 長野亜衣
生長の家光明実践委員。北海道在住。高校教諭(数学)で、今年(2021)3月初めての卒業生を送り出した

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