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siro72_Q_A_Q10数年前に葬儀の記帳をする際、人目が気になり緊張で手が震えたことが記憶に残っているのか、今でも病院の受付で住所を書く時など、手が震えてきちんと文字を書くことができません。自分のことをほめたり、前向きな考えを持とうと努力しているのですが、緊張して震えてしまいます。(B子・50歳)

 手が震えて、人前で文字がうまく書けないのでは大変ですね。でも自分をほめたり、前向きの考え方をされて、明るい自分になれるようにしておられるとのことで、本当に素晴らしいと思います。

 10数年前のことがトラウマになって、今も人前では緊張で手が震えるのなら、まずはそのトラウマから卒業することが必要ですね。

 私は手は震えませんが、文字を書くのが苦手で、後で読み返しても下手な字だと思ってしまいます。でも、それが今の私の表現であり、私の個性だと思っています。手が震えて多少文字がゆがんでも大丈夫、この文字は今の自分の表現だと信じて、まずは自信をもって下さい。そして人前で文字が書きづらいという思いを心で掴まず、放つことです。

 生長の家では「人間は神の子」だと教えています。神の子である私たちは、何も恐れることはないのです。私たちには神の命が宿っていて、私たちを産み育てて下さった両親も、ご先祖様も神の子です。たくさんのご先祖様が私たちを守っていて下さっています。私たちには強い味方がたくさんおられるのです。

 そんなご先祖様に感謝して、神の子として生かされていることに自信を持つことです。すると自分をほめられるようになったり、前向きな考え方ができるようになります。

 私がお勧めしたい本があります。『神さまと自然とともにある祈り』(生長の家総裁・谷口雅宣著、生長の家刊)という、生長の家から発行されている祈りの本です。私たちは神の愛や知恵や命の表現であり、私たちの生きる環境も、地球も、宇宙もすべて、神の命の表現であることが優しく分かりやすく説かれていて、繰り返し読むうちに、私たちは神と共に“ある”自分なのだと実感できるようになります。

 神の命と自分の命は一つであり、自分には何も恐れるものはないと、自信をもって明るく生活していかれることを願っています。

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*回答者 上村アリ子

生長の家本部講師補。生長の家総本山勤務。神癒祈願部にて、一つ一つの祈願を、真心込めて祈っている。

 

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