Q 私たち夫婦には子どもがなく、夫が大型犬を飼いたいと言うので、夫がすべて世話することを条件に同意しました。ところが、夫は朝夕の犬の散歩に加えて休日も犬と出かけてしまい、夫の関心が犬ばかりに向いているように感じます。確かに犬は可愛いですが、以前のような寄り添い合える夫婦に戻りたいです。(B子・34歳)

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 わが家でも犬を飼っており、平日は夫と世話を分担し、休日は2人で散歩に連れていきます。見慣れた風景の中を歩きながら、安らぎや新たな気づきを得る大切な時間となっています。

 以前のような寄り添い合える夫婦関係を取り戻したいというお気持ち、よく理解できます。生長の家では「人間は皆神の子であり、完全円満で調和しているのが本来の姿である」と教えられていますので、大丈夫です。もし今、その本来の姿が現れていないと感じるのなら、愛の表現が少し足りていないのかもしれません。

 あなたもご主人も神の子として素晴らしい存在です。まずはあなたが心の中でご主人の良さを認め、感謝の気持ちで接してみて下さい。そうすることで、ご主人の素晴らしさが自然と現れてくるでしょう。

 夫婦円満の秘訣について、谷口純子・生長の家白鳩会*1総裁は、『平和のレシピ』*2の中で次のように示されています。
*1 生長の家の女性の組織
*2 生長の家刊

「夫婦円満の秘訣とは、相手への思いやりと、自分の理想を押しつけない、ということだ。中でも大切なのは、相手に対するねぎらいや感謝の気持をなるべく多く言葉に表現することである」(52ページ)

 生長の家では「コトバが人生をつくる」と教えています。笑顔での挨拶や「ありがとう」という感謝の言葉が、夫婦関係を好転させる鍵となります。谷口雅宣・生長の家総裁は『日々の祈り』*3の中で、「すべての人間の真実の願いは、自他の障壁を越える愛の実現である」(140ページ)と説かれています。
*3 生長の家刊

 犬も私たちと同じく、神様がお創りになった尊い命です。ご縁あって迎え入れたわんちゃんですから、どうぞご主人と協力しながら、たっぷりの愛情を注いであげて下さい。食事の世話など、できることから少しずつ関わってみてはいかがでしょう。おふたりのますますの幸せを心からお祈りしています。

*回答者 宮本優子
生長の家地方講師。高知県在住。愛犬との散歩の中で、小さな自然を見つけることに、喜びを感じている。

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