
レースに使ったママチャリ。後ろには富士山がそびえる

鈴木秀治(すずき・ひではる)
SNI自転車部メンバー
生長の家光明実践委員 静岡県在住。趣味は、駅伝・ラグビー観戦、映画鑑賞、カレーの食べ歩き。スパイスを自分で育てたいと思っている。
自転車の楽しさを誰かと共有したいと思い始めた矢先、自分にロードバイクを勧めてくれた方から、とあるレースを紹介していただいた。「スーパーママチャリGP(グランプリ)」と呼ばれる、富士山麓のサーキットコースで開催される7時間の耐久レースである。
1チーム最大10人で交代しながら走るレースで、メンバーが必要となるため、早速、青年会(*2)の仲間を誘ってみた。突然の自転車レースの誘いに、初めは驚かれたが、レースの詳細を説明すると、興味を示し、参加を決めてくれた。
通勤、通学で使うママチャリでレースに出るという珍しさと、一人で走り切るのではなく、チーム皆で協力して走るというレース形態も、参加のハードルを下げる一因だったようだ。
自転車の準備、会場の場所取りの必要があったため、レース前日に会場に入り、会場内で一夜を明かした。夜が明けるにつれ、自分の心は期待と不安が激しくなっていた。(次号へ続く)
*1 SNI自転車部は、生長の家が行っているPBS(プロジェクト型組織)の一つ
*2 12歳から39歳までの生長の家の青年の組織