
末吉里花(すえよし・りか)さん(一般社団法人エシカル協会代表理事)
エシカル協会の代表理事として、エシカルな暮らし方の普及、啓発活動を行っている末吉さん。ピンクのワンピース、バッグ、靴、いずれも環境に配慮した素材で作られている(東京都渋谷区の代々木公園で)
聞き手/遠藤勝彦(本誌) 写真/堀 隆弘
末吉里花さんのプロフィール
1976年、ニューヨークで生まれ、鎌倉市で育つ。一般社団法人エシカル協会代表理事。日本ユネスコ国内委員会広報大使、東京都消費生活対策審議会委員、中央環境審議会循環型社会部会委員、日本エシカル推進協議会理事、ピープルツリー・アンバサダー。慶應義塾大学総合政策部卒業後、TBS系テレビ番組『世界ふしぎ発見!』のミステリーハンターとして、世界各地を旅した経験を持つ。エシカルな暮らし方が幸せのものさしとなる持続可能な社会実現のため、日本全国でエシカル消費の普及に努めている。著書に『祈る子どもたち』(太田出版)、『はじめてのエシカル 人、自然、未来にやさしい暮らしかた』(山川出版社)、絵本『じゅんびはいいかい? 名もなきこざるとエシカルな冒険』(山川出版社)がある。
多様な分野に対応できるエシカルという言葉
──昨今、「エシカル」という言葉をよく聞くようになりましたが、エシカルとはそもそもどういうものなのか、ご存じない方も多いと思います。まず、エシカルの意味について教えていただけますか。

2010年、日本にフェアトレード専門ブランド「ピープルツリー」を創業した英国人女性のサフィア・ミニーさんと共にバングラデシュのフェアトレード生産者団体を訪問した末吉さん(エシカル協会提供)
末吉 エシカルという言葉は英語で、直訳すると「倫理的な」という意味になります。一般的には、「法的な縛りはないけれども、多くの人たちが正しいと思うことで、人間が本来持つ良心から発生した社会的な規範」と言うことができると思います。
でも、私たちエシカル協会(https://ethicaljapan.org/)が活動を行う際のエシカルとは、その根底に一般的なエシカルの定義が流れているものの、特に「人や地球環境、社会、地域に配慮した考え方や行動のこと」を指しています。
エシカルは形容詞なので、さまざまな名詞と組み合わせることで、その意味が多様に広がり、いろいろな分野に対応できる言葉です。その代表的なものが「エシカル消費」で、これは「地域の活性化や雇用なども含む、人や地球環境、社会に配慮した消費やサービスのこと」を言います。
また、最近言われるようになったのが「エシカル金融」です。まだ聞き慣れない言葉かもしれませんが、これは、皆さんが銀行にお金を預ける際、銀行がお客様からの預金をどうやって運用しているのかまでを考えることです。つまり、銀行の投融資先が地球環境や地域、社会に犠牲を生んでいないかどうか、そうしたことにまで思いを巡らせて銀行を決める預金のあり方のことを「エシカル金融」と言うんですね。
──「エシカルファッション」もその一つですか。
末吉 そうですね。これは人と地球に優しいファッションという意味です。具体的には、素材の選定、生産や販売でのプロセスで、生産者と地球環境に配慮したファッションのことで、近年は、ファッション業界のトレンド・キーワードとなっています。
エシカルな暮らし方の普及、啓発活動に努める
──末吉さんは、エシカル協会の代表理事を務めておられますが、主にどんな活動をされているんですか。
末吉 エシカル協会は、国連サミットでSDGs(持続可能な開発目標)が採択された2015年の11月に日本初のエシカル団体として設立され、今年で6年目を迎えました。その目的は、「エシカルの本質について自ら考え、行動し、変化を起こす人々を育み、そうした人々と共に、エシカルな暮らし方が幸せのものさしとなっている持続可能な世界の実現を目指す」というものです。
エシカル協会の活動の中心となっているのは、エシカルな暮らし方についての普及や啓発活動です。その一つが「エシカル・コンシェルジュ講座」で、「エシカル・コンシェルジュ」とは、小さなことでも行動に移す実践者のことを指します。この講座は、一人ひとりが日々の暮らしの中でできることから実践し、世界が、今抱えている課題を改善に導いていこうという主旨で開いているものです。
多様な分野の最前線で、エシカルな活動をなさっている専門家の方を講師にお招きして、フェアトレード、オーガニック、サステナビリティー(持続可能性)、動物福祉、環境再生型農業、自然エネルギー、前述したエシカル金融、SDGsなどについて学びます。
──これには、誰でも参加できるんですか。
末吉 有料ですが、希望すればどなたでも受講できます。新型コロナ感染拡大が止まらない今は、オンラインで実施しています。
子どもたちに、当たり前の向こう側にある現実を伝える
──講演活動もされているとお聞きしていますが。
末吉 日本全国の教育機関、企業、自治体などさまざまな分野の方たちに向けて、エシカルの基礎知識や世界、日本の最新情報だけでなく、日々の暮らしにどのようにエシカルな価値観を取り入れたらいいのか、私たちにできることは何なのか、などについて伝えています。
小学校低学年の子どもたちに話すときは、エシカルを語る上で基本となる、身の回りにあるものがどうやってできているかを知ってもらうために、

年に2回開いている「エシカル・コンシェルジュ講座」(現在は、オンラインで開催。エシカル協会提供)
いつもこう問いかけることから始めます。
「今、あなたが着ている洋服はどこから来たか、わかる?」
「その洋服、誰がどういうふうに作っているんだろう?」
すると、ほとんどの子どもたちは、「わからない」と答えます。そのときはTシャツを例に、この服が作られた過程について、「Tシャツの多くは綿でできており、その綿の多くは、アメリカやインドなどの外国の綿花畑から届けられます」というように話します。すると子どもたちは、「ふーん」という顔をして聞いているんですね。
──それからどんな話をされるんですか。
末吉 「インドの綿花畑では、40万人もの子どもたちが働いていて、大量の農薬を使って育てている場合が多く、多くの人が病気になっています」と話した上で、写真やデータを使って、洋服やその原料である綿を作ってくれている人たちの様子を伝えるんです。自分たちが着ている服のルーツを辿っていくと、生活のためとはいえ、綿花畑で苦しみながら働いている人々がいて、そこには自分たちと同じような年頃の子どもたちもいるということを知ると、子どもたちの顔色が変わります。
私たちにとって、お店に行けば手頃な価格でTシャツが売られているのは当たり前ですが、その当たり前の向こう側にある、驚くような現実は見えません。「Tシャツを着ている私たち」と「作ってくれている人々」の間には、大きな壁があるんです。
そう言って、最後に子どもたちにこう語りかけます。
「こうした大きな壁の向こう側にある、見えないものを見ようとする力を持ってほしい。今、目の前にあるものを通して、それを作ってくれている人たちや運んでくれている人たち、遠くの人や地球環境に配慮できるような社会にしていくこと、それがエシカルであり、目に見えないものを想像することがその第一歩になります」と。
リーズナブルな服ができる本当の理由
──当たり前と思っている向こう側には驚くような現実があるということについて、もう少し詳しく教えていただけますか。

2012年、サフィア・ミニーさんと訪れたネパールのフェアトレード生産者団体「KTS」で。左の女性は、生産者のひとり(エシカル協会提供)
末吉 私たちは現在、とても安い価格で洋服を買うことができます。その値段は本当にリーズナブル(reasonable)で、500円前後の洋服だって珍しくはありません。では、リーズナブルの基になっている「reason」(理由)、安い洋服が作られる理由とはなんでしょうか。
「人件費の安い中国や東南アジアで作っているから」「大量生産でコストダウンできるから」──両方とも間違いではありません。でも、もう少し先に立ち入って、本当の理由を見てみるとこうなります。
ファストファッションの多くは、中国や東南アジアで作られていますが、その工場は、「スウェットショップ」(「sweat」とは「汗水たらして働く」とか「搾取する」という意味で、日本語では「搾取工場」と訳されます)と呼ばれているんです。搾取というと耳を疑う人がいるかもしれませんが、現地の人々が働く工場を表すのにこれほど適切な言葉はありません。
私は、そうしたスウェットショップで働く男性労働者の写真を見たことがあります。彼らは、上半身は裸で、汗まみれになって機械に向かっていました。機械の発する熱によって工場の中は高温となり、作業着も着ていられない状態で、夏は失神する人もいたり、「まるで地獄」という証言も聞かれたりして、厳しい労働環境が見て取れました。
──リーズナブルな価格の背後には、そんな過酷な労働があるんですね。
末吉 ファストファッションに携わる企業の収益についての発表はあっても、その下請けのスウェットショップの実態は伝えられていないのが現状です。今、お話しした厳しい労働環境は、国際人権団体「ヒューマンライツ・ナウ」が行った調査で明らかになったもので、調査後、この団体は、衣料品のメーカーに改善を申し入れ、企業側も今後の対応を約束したという経緯がありました。
サッカーボール、チョコレート、その影に児童労働の問題が
──私たちの身近にあるサッカーボール、あるいはチョコレートなどにも、見逃せない問題が隠れていると聞きますが。
末吉 ある小学校で講演したとき、男の子から「サッカーボールはどうやって作られているの?」と質問されたことがあります。皆さんには、この答えが分かるでしょうか。

バングラデシュのフェアトレード生産者団体「タナパラ・スワローズ」の工房に併設されている小学校で子どもたちと。この小学校には、上記の団体で働く女性たちの子どもや地域の子どもたちが無料で通うことができる(エシカル協会提供)
サッカーボールは、32枚のパーツを縫い合わせて作るもので、約7割がパキスタンで生産されています。それに子どもたちが携わっている場合があって、彼らは幼い頃からボール作りに従事しています。なぜかというと、子どもの小さな手がボールのパーツのサイズに合っていて縫いやすいからで、ILO(国際労働機関)によると、パキスタンでは、約1万5千人の子どもたちが、針と糸を使ってサッカーボールを作っていると言われています。
とはいえ、彼らが一日に縫えるボールは、2、3個で、一日働いても100円に満たない報酬しかもらえないんです。その上、彼らは視力の低下、背中や首の痛みに悩まされていることが多いと言われています。
こうした過酷な児童労働の実態は、1990年代に明らかになり、現在では、児童労働が全面的になくなったという村もあります。
──チョコレートについてはどうなんでしょうか。
末吉 チョコレートの原料となるカカオを栽培する農園でも、同じようにたくさんの子どもたちが働いています。2010年に行われた調査によると、チョコレートを作るために、年間3万トンものカカオを輸入している日本の、最大の輸入国であるガーナでは、カカオ農園で働く子どもたちが100万人に上り、その約6割が14歳以下ということでした。
カカオの木は、大きいものだと10メートルほどになる上、ナタなどの刃物を使って収穫するので、子どもたちはとても危険な作業をしていることになります。こうした現実を前に、カカオの栽培にも変革が起こっており、その象徴がフェアトレードによるチョコレートです。
児童労働のない公正な貿易によるチョコレートは、日本でも出回るようになっていて、イオンや特定NGO法人ACEのオンラインショップで購入できます。
「買う選択」「買わない選択」が私たちの意思表示になる
──お話を伺って、当たり前のことや、豊かさの裏側に思いを馳せることが、現状を変えていくための大きな一歩になることがよく分かりました。では、その次に私たちがしなければならないこととは何でしょうか。
末吉 まず知っていただきたいのは、私たちは、何か特別なことをしなくても、世界を変える驚くような力を持っているということです。
それは何かと言いますと、自分のお金を使って、ものを買う力があるということなんです。そんなの当たり前だと言われるかもしれませんが、何かを買うということは、その製品を作った企業に利益を提供することであり、企業がこれからも仕事を続けられるようにすることに他なりません。
毎日の「買う選択」、あるいは「買わない選択」が、私たちの意思表示になるんです。ですから、皆さんがよく行くスーパーや衣料品店などに、フェアトレードによる食品や製品が置かれていなければ、そういうものを置いて欲しいという声をあげていただきたいんです。
企業は消費者が欲しいものしか作りませんから、私たちの声を積極的にお店とか企業に伝えていくことが大切なのです。一人ひとりの力は小さくても、私たち消費者は大きな力を持っていますから、集まれば大きな可能性が生まれます。
このように、普段の買い物を少し見直すだけで、社会や人や環境に大きな影響を与えることができるわけですが、無理をしたり、頑張ったりする必要はありません。日々生きていくのは、それだけで大変なところもありますから、自分の暮らしを大事にしながら、その中で少しだけ見えないものに思いを馳せ、できるところから行動に移していただきたいと思います。
「こんな小さなことでいいの?」と思うようなことが私たちの暮らしを変え、世界を変えていくんです。
今、持っている服を長く大切に使い、着ない服は寄付をする
──末吉さんは、普段の生活の中でさまざまなエシカルな生き方を実践されていると思いますが、その一例を教えていただけますか。
末吉 洋服についてお話ししますと、私が実践しているのは、①今持っている服を大切にして、長く使う、②一年間袖を通さなかった服は、NPOに寄付するか、リサイクルショップに持っていく、③今後は、できるだけエシカルな服を買うの3つです。

末吉さんの絵本『じゅんびはいいかい? 名もなきこざるとエシカルな冒険』(山川出版社)を手に
でも①については、何も特別なことではありません。ほんの数十年前、服が今ほど安くなかった時代、私たちは服のほつれや綻びを繕い、サイズが合わなくなればお直しをして長く着たものでした。また、きょうだいや人からお下がりをもらったりして、一枚の服を何人もの人が大切に着続けたと思います。
日本人は、一人当たり1年間に10キロの衣類を買い、そのうち9キロを処分しているという統計があります。たった1キロしか手元に残らないなんて驚くべき話ですが、日本全体では、年間約250万トンの繊維製品が消費され、200万トン近くがリサイクルされるか処分されていて、リユース・リサイクル率は20%以下、約150万トンがゴミとして捨てられているんです。
──「今持っている服を大切にして、長く使う」ことが大切なんですね。
末吉 はい。②の着なくなった服をNPOやNGO団体に寄付することもエシカルな行動です。
私は、地雷除去や元子ども兵の社会復帰支援に取り組む、「認定NPO法人テラ・ルネッサンス」(https://www.terra-r.jp/)に寄付しています。古着1箱で、1平方メートルの土地の地雷を除去することができ、元子ども兵社会復帰支援センターの給食2食分になるそうです。
他にも、寄付を受け付けている団体はたくさんありますので、皆さんの問題意識やポリシーに合う寄付先を見つけていただきたいと思います。(コロナ禍の今は、各団体に確認が必要です)
キリマンジャロの頂上で目にしたこと、決意したこと
──末吉さんがエシカルな暮らしに目覚め、エシカル協会を立ち上げられたきっかけはどんなことだったんでしょうか。
末吉 私は、フリーアナウンサーとして2003年から10年あまり、テレビ番組『世界ふしぎ発見!』のミステリーハンターを務め、世界各地の秘境を訪ね歩きました。その中で、2004年にアフリカ最高峰であるキリマンジャロ(5,895メートル)に登ったことが、人生最大の転機となりました。
当時、地球温暖化の影響で山頂の氷河が既に溶け始めており、このままでは2010年から2020年の間に完全に消失してしまうと科学者たちが発表していました。登山の目的は、山頂の氷河の様子を確かめてレポートすることでした。
登山の前、私たち取材班は麓にある小学校を訪れたんですが、そのとき、こんな印象的な出来事がありました。そこで出会ったのは、少しでも温暖化を食い止めようと植林活動に精を出す子どもたちで、彼らは「氷河がまた大きくなりますように」と祈りながら、一本ずつ木を植えていました。その子どもたちから言われたのは、「ぼくたちは山頂まで行けないから、代わりにお姉ちゃんが登って、氷河の様子を確かめてきてね」ということでした。
登山といったら高尾山(599メートル)ぐらいしか登ったことがなかったため、キリマンジャロのような高い山に登れるんだろうかと気後れしていた私は、その言葉を聞いて奮い立ちました。と同時に、「絶対に頂上に登って氷河の様子を確かめなければ」という使命感によるプレッシャーも感じたんです。
──子どもたちから頼まれたとはいえ、よくチャレンジされましたね。
末吉 いきなりキリマンジャロに登るなんて無謀だと思われるかもしれませんが、実際には、現地のガイドが一緒にいれば、初心者でもチャレンジできる山なんですね。
ガイドを含む現地スタッフと日本の取材班、総勢20人の登山チームが編成され、1日目に2,700メートルまで登り、3日目、富士山より高い4,000メートルを越えた辺りから、頭痛や高山病の症状が出るようになりました。山頂でご来光を迎えるため、日付が変わってすぐに山頂アタックを開始したんですが、気温はマイナス5度、体感温度マイナス15度で、真っ暗な中、睡眠不足の体は寒さで手足が痺れ、頭は割れそうに痛いという最悪の状態でのアタックでした。
そして、5,500メートルを過ぎた頃にアクシデントが起き、私は一時気を失ってしまったんです。
──それからどうなったんですか。
末吉 この高度で倒れると命に関わるとのことで、日の出まで体を休め、太陽が昇ってから再アタックをしました。結局、予定より3時間遅れで山頂に到達したんですが、このときほど太陽の温かさ、自然の恩恵を感じたことはありませんでした。
涙が溢れて止まらない目で氷河を確認すると、以前、氷河だったというその場所にはうっすらと雪が積もって、氷河はわずかに残っているだけでした。その現実を目の当たりにして衝撃を受けた私は、登頂成功の喜びも忘れて、植林活動に励んでいた子どもたちのことを思い浮かべながら、これから環境問題の解決に繋がるような活動をしていきたいと決意したんです。
この体験がエシカル協会を立ち上げる際の大きな力になりました。
一歩踏み出すことから私たちの未来が変わる
──感動的なお話ですね。最後に、読者の皆さんに呼びかけたいことがありましたらお願いいたします。
末吉 太陽も月も空気も水も、そこにあるのが当たり前ではありません。この“奇跡の星”に住まわせてもらっている私たち人間には、何があっても、この地球を美しいまま次の世代に受け渡していく責任があり、その一つの有効な手段がエシカルに生きることなんです。
生きることは生活することですから、毎日の生活が最善の未来をつくります。毎日を何気なく過ごすのか、それとも周りの人や見えないことに思いを至し、今選ぶことができる中から最善の選択をするのか。それによって、私たちの未来が変わっていくんです。
以前、パタゴニアの創始者兼オーナーのイヴォン・シュイナードさんから、こんなアドバイスをもらったことがあります。
「何もしなければ、あなたは問題の一部になったことになる。でも、何かをすればあなたは問題を解決する一部となる。人(価値)は、何を言うかでなく、何をするかで決まるのだ」
一歩踏み出すのには勇気がいるかもしれません。でも、その踏み出した先には、きっと今まで感じたことがないような幸せや笑顔、さまざまな仲間たちとの出会いが待っているはずです。そんな仲間が100人集まったらどんなにか大きな一歩になることでしょう。
今、世界が抱えている問題の解決に向け、皆さんが勇気を持って一歩踏み出してくださることを願ってやみません。(2021年3月29日、インターネット通信により取材)