お笑い芸人のヒロシがユーチューブにアップしている「ヒロシちゃんねる」が、フォロワー数40万を超える人気だ。その内容は、火を起こして料理する様子等を自撮りしたソロキャンプが中心だが、再生回数が200万回を超える動画もある。
こんな野外活動の人気を裏づけるように、キャンプを楽しむ若者や家族連れが増えている。キャンプでは、現場への移動、調理道具や食材や薪の調達、椅子やテーブルの用意、その後片付けなど、結構な手間がかかる。なのに、なぜ人気なのか?
その要因の一つとして挙げられるのが、「新鮮な刺激が味わえる」ということだろう。普段はやらない野外で料理して手先や腕を動かし、料理ができ上がる匂いや音を嗅いだり、聞いたりする。また、薪を燃やした煙が目にしみたりすることで、都市生活で萎えた五感が覚醒するからだと言っていい。
フィンランド国立自然研究所の研究によれば、都会の公園を含め、広い空や樹木等の緑、河川、池などがある野外で過ごすことで人はリラックスし、免疫力や活性度(生き生きと活力に満ちている感じ)も向上し、かつ、そこで過ごす時間が長ければ長いほど気分が明るくなることが分かっている(*1)。
生長の家では、年齢や男女の別にかかわらず活動できるプロジェクト型組織(*2)(PBS)を起ち上げ、野外などで各種ミニイベントを楽しく実施している。気持ちが淀んだりすることがあったりしたら、この組織のミニイベントに参加してみてはどうだろう。
参考文献
●フローレンス・ウィリアムズ著『NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる』(NHK出版)他
*1=No.98(2018年5月号)の本欄参照
*2=オーガニック菜園部、自転車部、クラフト倶楽部がある