新井恵美子│62歳│フランクフルト市 2017年、生長の家国際本部で開かれた「自然の恵みフェスタ」の「天女山ヒルクライム」に参加した新井さん

新井恵美子│62歳│フランクフルト市
2017年、生長の家国際本部で開かれた「自然の恵みフェスタ」の「天女山ヒルクライム」に参加した新井さん

 私は1987年に結婚し、主人が働くフランクフルトに住むようになり、現在、フランクフルトでピアノ講師をしています。

 子どもの頃、母から生長の家の教えを伝えられ、ドイツへ渡る際には、母が「何かの時にきっと助けになるから」と、『生命の實相』(生長の家創始者・谷口雅春著、全40巻。日本教文社刊)第1巻と7巻を持たせてくれました。そのおかげで、私も「人間は神の子」と説く生長の家の教えを学び始め、やがて自宅で誌友会(*1)を開くようになりました。

日常生活の中でも自転車を活用

 そして2017年には、SNI自転車部に入り、同年10月、生長の家国際本部で開催された「自然の恵みフェスタ」の行事の一つである天女山ヒルクライムに、初のヨーロッパ代表として参加しました。このヒルクライムは、思っていたより勾配が急で登坂が大変でしたが、貴重な体験をさせていただけたと感謝しています。

 私は前から自転車をよく利用していましたが、地球環境のことを考え、昨年(2019)の5月から車を使わない生活に切り替えました。ピアノ講師の仕事で出かける際も、バスや地下鉄の他に自転車を使い、買い物にも利用しています。特に買い物の時は、自転車にはあまり物を積めないので、「買い過ぎない」という意味でも好都合だと思っています。

 昨年(2019)の6月、フランクフルトで「第35回ヨーロッパ生長の家練成会(*2)」が行われた時には、終了後に自転車部のミニイベント(*3)を開催し、講師を務めた岡田慎太郎・SNI自転車部部長をはじめ、主人(新井良平)や仲間と一緒に市内をポタリング(自転車での散策)しました。

 私には慣れ親しんだ道でしたが、坂道や野原、公園があったりして、皆さん、とても楽しそうでした。市内を流れるニッダ川に沿って走った時、小動物のヌートリアを初めて目にし、自転車だと思わぬ発見があることに驚きました。

全てのものは神のいのちの現れ

ドイツの友人にプレゼントして喜ばれた『大自然讃歌』(独語版)、それを入れる手作りの袋とマスク

ドイツの友人にプレゼントして喜ばれた『大自然讃歌』(独語版)、それを入れる手作りの袋とマスク

 また、私は昔から物を作ることが好きで、残り布でパッチワークを作ったり、古いひざ掛けでクッションカバーなども作ったりしていたので、SNIクラフト倶楽部にも、ごく自然に入りました。フェイスブックで皆さんの投稿を見ると、ますます意欲が湧き、分からないところは作品を見て参考にしたりして、自転車のサドルカバーやジャンパースカートなどを手作りしました。

 倶楽部のメンバーになり、手を使っていろんな物を作ることを通して、「全ての物は神のいのちの現れ。少しも無駄にしてはいけない」という思いを深めています。

 最近では、同じアパートに住むドイツ人の友人の誕生パーティーがあった時、手作りのマスクと『大自然讃歌』(生長の家総裁・谷口雅宣著、生長の家刊)独語版、それを入れる袋をプレゼントし、とても喜ばれました。

 今は、プラスチックの使用を少しでも減らすため、蜜蝋ラップを作りたいと思っています。まず私が挑戦してみて、成功したら生長の家のセミナーでクラフト製作の時間を設け、ドイツの皆さんと蜜蝋ラップを作りたいと考えています。

 これからも、地球にあるすべてのものを神のいのちの現れと拝み、環境に負荷をかけない生活を心がけながら、そうした生き方をヨーロッパの人たちにも積極的に伝えていきたいと思っています。

*1=生長の家の教えを学ぶ小集会
*2=合宿形式で生長の家の教えを学び、実践する集い
*3=「倫理的な生活」の意義を伝えるために、生長の家のプロジェクト型組織のメンバーが開催するイベント