写真2

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坂崎和佳 さかざき わか/昭和51年生まれ。美容師歴25年。熊本県球磨郡錦町在住。「ヘアサロンDeaR」を営む傍ら、カメラライフを楽しんでいる。思うように撮れないことも多く、試行錯誤しながら日々奮闘中。生長の家白鳩会員。本誌No.114(2019年9月号)「美のステージ」に登場。

坂崎和佳
さかざき わか/昭和51年生まれ。美容師歴25年。熊本県球磨郡錦町在住。「ヘアサロンDeaR」を営む傍ら、カメラライフを楽しんでいる。思うように撮れないことも多く、試行錯誤しながら日々奮闘中。生長の家白鳩会員。本誌No.114(2019年9月号)「美のステージ」に登場。

 2020年7月に、鹿児島県曽於市にある溝ノ口洞穴を訪れました。

 霧島山系の湧き水によって侵食され、数千年の長い年月をかけてできたとされるこの洞穴は、天井がアーチ型になっていて、横13.8メートル、高さは最大8.6メートルもあり、全長は224.2メートルであることが調査で確認されています。しかし、その先どこまで続いているのかは不明で、まさに“神秘の洞穴”です。

 縄文時代の住居跡でもあるこの洞穴は、当時の暮らしを知る上で重要な場所として知られていて、昭和30年に県の天然記念物に指定され、令和3年には、曽於市で初の国指定文化財となっただけでなく、近年は、パワースポットとしても注目を集めています。

 駐車場に車を停めて、数分歩くと小さな朱色の鳥居が迎えてくれます。(写真1)そこから洞穴に近づいて行くごとに、涼しい風が肌に当たるのが感じられ、厳かで神聖な思いがしました。

 洞穴の中に入って外を見ると、木々の緑がより鮮やかに見えました。(写真2)

上:写真1/下:写真3

上:写真1/下:写真3

 前日の雨の影響で、洞穴の中に水が溜まっていたので、そこに映る景色を入れて撮ってみました。すると、上下の世界がハートで繋がっているように感じました。(写真3を右に倒し、縦にして見てください)

 私の他にも写真を撮ったり、見物したりしている人たちがいて、皆さんと“神秘の洞穴”で静かな時間を過ごしました。(次回は、熊本県の阿蘇くまもと空港の夕景を紹介します。)